冬病夏治の「三伏灸」:2016年のスケジュール
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今年の三伏灸のスケジュールは以下の通りです:
初伏灸:7/17 – 7/26
中伏灸:7/27 – 8/15
末伏灸:8/16 – 8/25
東洋医学では、伝統的に「冬病夏治」という治療法があります。これは、冬に発生しやすい疾患を夏の間に予防的に治療することにより、いざ冬となれば、これら疾患の発生および進行を阻止或いは軽減させることを指します。
紀元前漢代に書かれた中国最古の医学書「皇帝内経」に「長夏勝冬」という記述があり、長夏はちょうどここでいう「三伏」期間とほぼ一致しております。また、「三伏灸」の名称を最初に書物に明記したのは、清朝の名医張璐です。張璐の著書「張氏医通」の中に、反復性喘息の発作治療に三伏灸を応用するとの記述があります。
では、三伏灸はどういう方に適応するのでしょうか。例えば、虚弱体質、気管支喘息、慢性気管支炎、生理不順などの婦人科疾患、浮腫、黄疸、慢性胃炎、慢性的な下痢、吐き気などの胃腸系疾患、頚椎症、慢性腰痛などの整形外科系疾患。或いは特に上記の問題を今現在抱えていなくても、アンチエイジング、病気の予防をしたいというお考えの方も、毎年の「三伏灸」はとても良いアプローチの一つです。
ただし、妊娠中の方、既に発熱性の感染症を発症している方など、三伏灸が適さない患者さんも中におりますので、自己判断でやるのは危険を招いてしまう場合もあります。
うちの治療院では、患者さんの体質、既往疾患、体調を診て、三伏灸を行わせていただいております。病気の予防・根治の観点から、重要な治療法の一つだと考えております。
このごろ焼き餃子を食べたくて。心が読まれたように、愛すべき隣人がタイミングよく、大阪の名店のおすそ分けを持ってきてくださいました。早速自分で焼いて、美味しく頂きました^-^。ピリ辛で、いくらでも食べられて、夏にぴったりです!