六月の養生法
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
明日から六月です。六月の養生法をお伝えします。
六月には、二十四節気の「芒種」と「夏至」があります。「芒種」は文字通り、農作物を植える境目の時期を指し、なるべく「芒種」の前に植えるようにしたほうが良いとされています。「夏至」以後は、気温も湿度もぐんぐん上昇し、蒸暑い日が続きます。この時期人は疲れやすく、のぼせ、動悸、息切れ、睡眠不足等の症状が出やすくなります。また熱中症や水ぼうそう、お多福かぜ等の感染症にも注意が必要です。
6月5 日(日):芒種、新月
6月10日(金):入梅、時の記念日
6月19日(日):父の日
6月21日(火):夏至
六月になると、ほとんどの地域で梅雨入りになり、曇り空や雨の日が増えてきます。梅雨のお天気が格別にお好きな方を除き、人の心も曇り空になりがちです。悩み事を抱えず、ストレスをなるべく発散させましょう。睡眠に関しては、夜少し遅めに寝てもかまいませんが、朝はなるべく早起きするようお勧めします。また非常に疲れが溜まった日は、20分から30分のお昼寝が疲労回復に役立ち、東洋医学でいう「気血運行」、「順応陽盛」に良くて、とてもいい養生法の一つだと思います。
よく患者さんから、一日何時間(実質の睡眠時間)寝ればいいかというご質問を受けます。
私のような45歳前後の方は、一日6.5時間。65歳を超えるあたりから、一日トータルで6時間も寝れば足りると思います(2014年厚生労働省・睡眠指針による)。但し、昼間に体力消耗の激しい方は7時間ぐらいは寝るようにしましょう。私の場合、実質の睡眠時間は6.5時間前後、ベッドで横になっている時間は7時間ぐらいです。20代までは一晩8時間ぐらいぐっすり眠れたのですが、歳をとるに従い、自然とからだが今のリズムになってきたのです。
お昼寝ですが、健康養生のためとは言え、うっかり30分以上寝てしまい、夜眠れなくなるのはもったいないですので、必要なとき以外は無理に昼寝しなくてもいいと思います。
ここ2、3年、六月になると、患者さんに教えて頂いたレシピで、らっきょうの酢漬けを作るようになりました。あと梅ジャムも。今年も楽しみながら作ります(^-^)。
数日前の休日に川辺で豆腐のおやつを頂いたら、可愛いお客様が舞い降りてきました。いやいや、こちらのほうが「お客」かな、しかも招かれざる客です(^-^)。