二月の養生法②
2016年02月05日 公開
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
前回(2016/2/1)のブログでは、春は「五臓」の「肝」に対応していると書かせていただきましたが、「肝」はまた五味の「酸」とも対応します。酸っぱいものは適度に肝を養いますが、過食すると、今度は逆に肝の機能を損なってしまいます。ですので、この時期は酸っぱいものの過食は禁物です。
お薦めの食材:
にら、アサツキ等のねぎ類、大根、ジャガイモ、なつめ、ピーナッツ、香菜、三つ葉などの香味野菜、エビ、鶏肉、シャケなど。
今月の養生レシピー: クコの実と長いものおかゆ
材料:クコの実10g、長いも30g、もち米50g
手順:
①クコの実ともち米をきれいに洗います。長いもは7mm厚さの短さく切りにします。
②上記の材料を同時におなべに入れ、おかゆ用の水を入れます。
③材料が柔らかくなるまで30分以上、弱火で煮ます。また炊飯器の「おかゆモード」でも美味しくできます。
効用:クコの実は五臓の「肝」の機能を高めることができます。長いもともち米も同様な効果が期待でき、健康の基礎である「脾胃の健康」の維持に貢献します。
朝ごはんに作ったクコの実と長いものおかゆです。サラサラのおかゆを予定していたのですが、水が少なすぎてドロドロ状になってしまいました。クコの実は中国産の「有機」クコの実で、日本の通販などで買えます。春は「肝」を大事にする季節ですので、これから本格的に始まる春に備えて、「肝」を養う効用のあるクコの実を今から準備しておいてはいかがでしょうか。