二月の養生法①
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今日から二回に分けて、二月の養生法をお伝えします。
二月には二十四節気の「立春」と「雨水」があります。「立春」は春を告げます。草木は芽生え始め、願いと希望に満ちた季節の始まります。「雨水」からは少し空気の湿度が上がるようですが、まだまだ乾燥していますし、気温も低い状態がしばらく続きます。一月同様、体と生活環境の保温保湿は欠かせません。
2月 4日(木):立春
2月19日(金):雨水
また、
2月 3日(水):節分(豆まき)
2月 8日(月):旧正月、新月
2月11日(木):建国記念の日
2月23日(火):満月
東洋医学では、「春夏養陽」として、春はいよいよ体の陽気を養う時期に入ります。また、春は「五行」の「木」、「五臓」の「肝」にそれぞれ対応しています。
「肝」の重要な働きの一つに「疏泄」作用があります。「肝」は気血の流れを円滑、かつのびやかにします。この作用が衰えると、気が滞り、イライラ、怒りっぽい、不眠などの自律神経の症状や抑うつ状態になることがあります。また、胃腸の調子が悪くなり、目の疲れ、肩こり、花粉症も発症しやくなります。ですので、この時期は特にストレスを回避・解消するよう心掛けましょう。
次回では食養生のお話をさせていただきます。
寒くなる11月ぐらいから、よく朝ごはんに手作りのワンタンを出します。ワンタンの具はほとんど胃に負担をかけない、消化の良い鶏ささみ肉や胸肉、生姜、ネギをたっぷりと入れます。スープには春雨、ニンジン、ホウレンソウ、チンゲン菜など冷蔵庫にある野菜を彩り用に少し入れます。朝から体がぽかぽかになります。体温上昇作用とバランスの良い栄養チャージにとても優れているワンタンスープ、作ってみてはいかがですか(^-^);