十一月の養生法②
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今月はこれから迎える冬のために、体を準備する必要があります。栄養価の高いもの、体を温める作用のある食材、ビタミン&ミネラル豊富なものがいいです。
お薦めの食材:豚肉、羊肉、卵、豆腐、きくらげ、ねぎ、しょうが、しそ、ゴボウ、かぶ、かぼちゃ、ニンジン、リンゴ、黒糖、みそなど
今月の薬膳レシピ:きくらげと豚肉の炒め物
材 料:乾燥きくらげ、豚肉の薄切り肉
作り方:
①乾燥きくらげを水で戻す。硬い軸があれば手で摘み取ってください。手で食べやすい大きさにちぎります。
②豚肉も食べやすい大きさに切り、お酒、塩、片栗粉で下味をつけておきます。
③フライパンに薄くサラダ油を引き、豚肉、きくらげの順に炒め、少々水を入れ蓋を閉め、3分ぐらい炒め煮にします。仕上げに少しゴマ油を回し入れます。
効 用:きくらげは「胃気」と「腎気」を養います。豚肉と一緒に食べれば、「脾胃」の調子を整え、体全体の栄養状態をいい方向に持っていきます。
余談ですが、栄養学の観点から、きくらげにはビタミンD、鉄分、カルシュウムが豊富です。特にビタミンDは質の良い卵子を育て、そして受精卵が着床しやすいように、子宮内膜の状態を改善できると言われております。不妊治療中の方や妊娠中の方は、ビタミンDの多い食品を意識的に摂ってもいいと思います。鉄分もまた妊娠率を上げてくれますので、この時期にきくらげの薬膳料理を作ってみてはいかがですか(^-^)。
昨日の夕飯に作った卵入りバージョンです。いつも下手な写真でごめんなさい。少々のお塩で味付けした卵をまずフライパンで軽く炒めて一旦取り出します。上記の手順できくらげと豚肉を炒め、仕上げに卵をフライパンに戻し、ふんわりと混ぜます。薬味が好きな方はネギを入れてもおいしいです。