十月の養生法①
2015年10月01日 公開
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
先月のスーパームーンはご覧になられましたか?本当にきれいでした!
今日から二回に分けて、十月の養生法をお伝えします。
日本の十月は秋のど真ん中というイメージが強いですが、二十四節気の「寒露」と「霜降」が今月にあります。文字通り、寒気が強くなり、衣替えの季節です。今年は、
10月8日(木):寒露
10月24日(土):霜降
また、
10月21日(水):秋の土用入
10月25日(日):十三夜
10月27日(火):満月
東洋医学では、秋冬は体内の陽気が収斂し、「陰精を養う」べきだと考えます。先月と同様、悲観な考えをなるべく捨て、楽しいことを何か一つ見つけましょう。
悲しい気分と同様、この時期の乾燥も体の陰精を消耗し、五臓六腑の「肺」によくないと考えます。「肺気」が低下すると、痰が絡みやすくなり、せき、喉の痛み、嗄れ声などの不調が出てきます。また、「肺気」と関係深い皮膚の病気もこの時期からひどくなることがあり、たとえばアトピー性皮膚炎です。
水分補給(一回100ml以下、一日数回を飲んでください。喉の渇きを自覚しなくてもです)を忘れずに、「滋陰潤燥」作用のある薬膳を時々食べましょう(^-^)。次回は一ついい薬膳をご紹介したいと思います。