冬に入ったらまず芋ごはんを味わいましょう。
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
急に冬に入りましたが、そろそろ体は慣れてくる時期で、季節の変わり目で弱まった食欲も回復し、もりもりごはんを食べて、本格的に到来する冬に備え、免疫力、体力を上げましょう。
今日は里芋と椎茸の炊き込みご飯を作ります。陰陽五行説は鍼灸医学の基礎理論で、五行説では、季節と五臓六腑、五色、五味が互いに対応しています。例えば、冬季は五色の「黒」、五味の「鹹」(塩辛い)、五臓の「腎」にそれぞれ対応しています。また季節性感染症を予防する観点するから、秋に引き続き乾燥から喉、気管、肺を守ることが大切で、同様にっ五行説から、肺の養生に良い「白」の食材を普段の食事に取り入れたほうが良いとされます。従って、黒の干し椎茸と白の里芋を組み合わせたいと思います。
干し椎茸は免疫力を上げてくれるビタミンDが豊富です。血中ビタミンDが不足している方は免疫力が低いため、風邪などの感染症、癌にかかりやすいというデータは複数公表されています。市販の干し椎茸は残念ながら日差しの下で乾燥させた製品は少ないですので、自宅の庭やベランダーで干し椎茸を自分で作ってもいいかと思います。椎茸はお日様に晒したほうがビタミンDを含めた栄養価が上がります。
里芋はまず便通をよくするイメージはあるかと思います。ほかに、慢性腎炎、胃腸炎の改善、腫瘍縮小、肝機能強化などの効果が期待できますので、冬の食卓に持って来いの優良食材です。
さらに栄養バランスを強化するため、干しエビと鶏モモ肉も入れます。良質なたんぱく質、強い抗酸化作用のアスタキサンチン、オメガ3系脂肪酸などの栄養素も一緒に取れます。
食材を混ぜて炊飯器で炊くだけですので、簡単です。では、作りましょう。
里芋と椎茸の炊き込みご飯
材 料:お米、里芋、ニンジン、干しエビ(アキアミ)、鶏もも肉、玉ねぎ、干し椎茸、塩、醤油、オイスターソース
作り方:
①下準備:干し椎茸を水で戻して、戻し汁でご飯を炊きますので、捨てないで取っときます。椎茸、玉ねぎ、ニンジン、里芋、鶏もも肉は一口大に切ります。
②フライパンに少量の油をひき、鶏肉をまず炒めます。醤油で味付けます。
③干しエビ、椎茸、玉ねぎを入れ、炒めます。
④里芋、ニンジンも入れ、炒め合わせます。
⑤お米も入れて、ここで味付けます。お好きな味でどうぞ。今日は塩とオイスターソースを使います。すべての材料を混ぜながら、お米にほかの材料と調味料の味をしみ込ませます。
⑥フライパンから炊飯器に移します。①の椎茸の戻し汁をまず炊飯器に入れ、材料の高さまでお水を足します。普通の炊飯モードで炊きます。
干し椎茸は事前に戻しておきます。今日は鶏もも肉を使いますが、豚バラ肉や肩ロースも使えます。
一口大に切ります。
フライパンでまず鶏肉を炒めます。
干しエビ、椎茸、玉ねぎも入れて。
里芋、ニンジンを入れます。
お米も一緒に炒めます。
ここで味付けます。お好きな味でそうぞ。
フライパンから炊飯器に移します。
椎茸の戻し汁も使います。
炊きあがりです!炊飯器を開けた瞬間、とても香ばしい匂いが食欲をそそります。
今日は里芋を使いましたが、お正月が近づくと、八ツ頭が市場に出回りますので、八ツ頭を使っても美味しいと思います。
今までなるべく月に一度健康を維持・改善するためのお食事を提案してきましたが、来年から不定期になることもあるかと思います。ご了承くださいませ。では、2024年もみんなで楽しく、美味しいご飯を作り、健康で若々しい体作りに励みましょう!