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どうして鍼灸は効くの(67)?

2022年06月02日 公開

3、筋弛緩作用

鍼灸は緊張・痙攣状態の筋肉をほぐし、筋を緩める作用があるのは、鍼の刺激で起こる脊髄反射(自原性抑制)によるものです。緊張した筋肉が弛緩すると、血流は自然に改善されます。痛い箇所に溜まった炎症性物質や有害性物質は血流によって運び出され体外に排出し、栄養の供給や代謝も調節され、病理状態の筋・神経・結合組織などは修復できる状態に変わります。

 

4、消炎作用

腰痛の原因を問わず、どの種類の腰痛も病変の局部に炎症が発現します。軟部組織線維の断裂、局部の出血、神経圧迫、代謝障害などの原因で、障害が起こった箇所に炎症性反応が起こります。急性炎症の場合、免疫細胞が集結し、炎症性物質の放出により、血管の透過性が亢進し、水分が血管から組織に移動して水腫になります。腫れにより血行がさらに悪くなり、痛みも更に強くなります。そして時間が経てば、急性炎症から慢性炎症に移行し、やがて線維組織の増生や骨棘の生成、筋・神経の退行性変化が進み、痛みはいっこう改善しない状態に陥ります。

急性炎症の場合、強いお灸などで暖めることをしませんが、鍼の鎮痛・筋弛緩作用で症状緩和できます。急性期を過ぎたら、お灸などで痛いところを温めて血流をよくさせると、炎症性物質が減少し、腫れも軽減していきます。晴れが少しでも減ると神経に対する刺激が軽減するため、痛みは劇的に良くなっていきます。

中国銅仁市職業技術学院付属病院鍼灸科と天津中医薬大学第一付属病院の共同研究で、36人の腰椎椎間板ヘルニア患者を対象にし、30回の鍼灸とツボマッサージを同時に施す治療を行い、治療前後に、炎症性メディエーターとしての腫瘍壊死因子α(TNF-α)値を測定したところ、治療前の2.08±0.50から1.62±0.67に有意に下降しました。

 

5、免疫調節作用

整形外科で多く診られる腰痛の一つは腰椎椎間板ヘルニアです。青壮年に発症しやすいですが、高齢者にもよく見られ、一部の患者さんは同時に脊柱管狭窄症も併発しています。椎間板ヘルニアのつらい症状を引き起こすメカニズムは以下のものがあります:

 

①腰椎神経の根部は脱出する髄核(椎間板の真ん中にあるゼリー状のもの、クッション作用を果たす)によって圧迫される神経根圧迫説

②圧迫された神経根部の周囲に炎症起因因子による炎症反応が起こり、水腫、血流障害、神経や周囲組織の損傷・壊死などによる神経根部炎症説

③炎症や疼痛による筋肉の硬直などで局所の血液循環が悪くなる血流障害説

④脱出する髄核は自身抗原として免疫系細胞に攻撃され、細胞・組織の損傷、血流障害などは更に進む自己免疫説

 

④の自己免疫説は鍼灸治療により実証されていました。中国東莞市塘廈病院中医科の研究では、脱出した髄核は自身抗原として免疫細胞の攻撃を受けます。病変の箇所において、最初はCD4陽性T細胞により遅延型過敏反応が起こり、続いてCD8陽性T細胞から細胞傷害性の攻撃を受け、ついに神経・結合組織の破壊・変性などのダメージを受けます。そしてBリンパ球が活性化され、免疫グロブリン(抗体)のIgA・IgM・IgGの放出による液性免疫が発生します。この病院は37人の椎間板ヘルニア患者に対して、毎日1回、21日間の鍼灸治療を施した後に、治療前後の血中IgG、IgM値を測定したところ、治療後のIgG値は治療前の12.45±2.11から11.42±2.28に、IgM値は治療前の1.45±0.32から1.29±0.34に減少しました。結論としては、鍼灸治療は腰椎椎間板ヘルニアにおける自己免疫反応を抑制する効果があるため、病状悪化の防止及び症状改善に結び付きます。

1653544617742_IMG_20220525_131244_MP~4 この麦秋はまるで平和を祈るわが心。

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IMG_20220518_153718~2 こちらは稲です。

IMG_20220518_152330~2 この子は先から何を考えているでしょうか。ずっとそこから動こうとしません。

IMG_20220518_152710~4 畑横の花畑^-^

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