梅雨にちょうど良いスパイシーインゲンのおかず
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
こちらでは六月・七月は梅雨の時期に当たり、体外環境も体内環境も”湿”度が高くなりがちです。そこで、この時期に旬の野菜ーモロッコインゲンを使った、スパイスを効かせたおかずを作ります。一皿で必要な栄養がばっちり摂れます。
モロッコインゲンは東洋医学でいう「痰湿」を取り除き、「健脾和胃」(=胃腸機能の回復・促進)の効果があるとされています。梅雨に入ると、外部環境に合わせたかのように、副交感神経優位もあり、頭重感、足のむくみ・冷え、慢性的な下痢(或いは便秘)、食欲不振、疲労感、風邪が長引いたりなどの体の不調が出ることがよくあります。特に在宅勤務の方、運動不足の方は要注意です。これらの症状を緩和してくれるのはこのモロッコインゲンがいいのではないかと思います。栄養的にみると、モロッコインゲンには、食物繊維(便秘に良い)、カリウム(むくみ、体内に溜まった”湿”を取る)、ビタミンB群・アスパラギン酸(疲労回復)、レクチン・ビタミンC(免疫増強、風邪・腫瘍の予防)などの嬉しくなるような成分が含まれています。
今日はモロッコインゲンに挽肉を乗せて、挽肉にシナモン、山椒といったスパイスをしっかり効かせた一皿を作ります。これらのスパイスはモロッコインゲンの効能を補助し、より効率的に「痰湿」を取ります。味付けは洋風でも和風でも中華風でも、お好きなタイプにしてみてください。
スパイシーモロッコインゲンの肉詰
材 料:モロッコインゲン、挽肉(豚・鶏の合挽)、葱、ニンジン、塩、醤油、山椒、シナモン、砂糖、オイスターソース、お酒、水溶き片栗粉
作り方:
①市販の挽肉に塩、お酒、山椒、シナモンをたっぷり入れ、混ぜ合わせ、15分ほど置きます。
②ニンジンをみじん切りにします。葱は葉のところをみじん切り、残りの部分は細切りにします。
③モロッコインゲンを包丁で真ん中から開き、小麦粉を振ります。
④①で作った肉の餡を丁寧に③の上に載せ、包丁で半分に切ります。
⑤オリーブオイルを少し引いたフライパンで④を焼きます。焼き色が付いたら、少し水を入れ、フライパンに蓋をし、5分ほど蒸し焼きにします。こうすることでモロッコインゲンの皮が柔らかくなり、挽肉の中まで火が通ります。
⑥②で準備した葱の細切りをお皿の四方に載せ、真ん中に⑤を丁寧に盛り付けます。
⑦フライパンを一度洗い、新たにオリーブオイルを少し入れ、②のニンジンを炒め、お水、しょうゆ、砂糖、オイスターソースを入れ、三分ほど煮詰めて、水溶き片栗粉でとろみをつけ、⑥の上にスプーンで掛けます。最後に②の葱のみじん切りを散らし、出来上がりです。
山椒とシナモンは多めに入れます。
ニンジンと葱の葉の部分はみじん切り、葱の残りは細切りにします。
モロッコインゲンを包丁で真ん中から開きます。
小麦粉を振ります。
挽肉をモロッコインゲンの上に載せます。
半分にして、フライパンで焼き色を付けてから、水を入れ蒸し焼きにします。
蓋を閉めて、蒸し焼きに。
お皿に葱の細切りに載せ、更にその上に丁寧に載せます。
ソースを作ります。少しのオリーブオイルでニンジンを炒め、水、しょうゆ、砂糖、オイスターソース、水溶き片栗粉などを使います。出来上がったソースの写真を撮るのを忘れてしまいました、ごめんなさい。味付けは洋風にしたい方はここで工夫していただければと思います。例えば、バター、バルサミコ、塩などを使えばかなりイメージが変わるかと思います。
スプーンでソースをかけます。出来上がりです!とても美味しくて、冷めても、お弁当に入れても美味しく頂けます。
キャベツが残ったため、先月に作ったキャベツと春雨の炒め物もついでに作りました^ー^