苦瓜の温かいスープ
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今年は治療院のベランダーで苦瓜一株を鉢で育てております。この頃実が大きくなり食べごろになったため、今月は苦瓜の温かいスープを作ります。苦味がスープにも溶け込みますので、最初から最後まで苦いです。苦瓜がどうしても嫌いな方にとっては罰ゲームのようなメニューになるかもしれませんが、味覚って順応しやすいですので、最初から苦くても段々慣れていきますので、チャレンジしてみたい方はぜひ作ってみてください。もちろん、苦瓜が好きな方はこの夏、何回作っても体に良いと思います。
苦瓜は夏の代表野菜の一つで、夏バテに最適です。体の余分な熱を冷ます作用があり、苦味成分は胃粘膜を保護したり、血糖値を下げる作用もあります。また、神経に働きかけ、気持ちがシャキッとなります。加熱しても壊れにくいビタミンCも多いです。このスープに大豆と豚のスペアリブも入れます。そして、更に美味しくするために、戻した乾燥ホタテもあればなお良いです。
先日SNSで香港に住む人々がなぜ長寿なのかという記事を見ていて、その記事の中にこのスープのことを言及しており、広州出身の友人からのアドバイスもあり、このスープの形になりました。では作りましょう!
苦瓜の温かいスープ
材 料:苦瓜、豚スペアリブ、蒸大豆、乾燥ホタテ、生姜、お酢、お酒、塩、黒コショウ
作り方:
①豚スペアリブは塩とお酒で冷蔵庫にて一晩熟成させます。
②①を一度下茹でし、余分の脂肪を取り除きます。更に、圧力鍋で30分加圧します。この時お酢(今回は柚子果汁、カルシウムを効率よく摂るためです)、お酒(家の料理酒が切れてしまい、赤ワインを少し入れました)、生姜と一緒に煮ます。
③加圧している間、ホタテを熱湯で戻し、苦瓜を良く洗い、食べやすい大きさに切ります。
④鍋に戻したホタテ(ほぐして)を戻し汁ごと入れ、苦瓜と②のスペアリブ(煮汁ごと)も入れ、弱火で一時間煮ます。途中蒸大豆を入れます。簡単でしょう?これでもう出来上がります。
美味しく食べて、しっかり栄養を摂ります。年々、夏はサバイバルになってきています。負けずに頑張りましょう!
蒸大豆を使っておりますが、乾燥大豆を使う方は一晩戻して最初からスープに入れて苦瓜と一緒に煮てください。今日の苦瓜は治療院で収穫したものです。大豆をもっと入れたい方、お肉の量を減らしたい(或いはお肉を入れたくない)方は適宜に調節してみてください。
まず圧力鍋でスペアリブを煮ます。
ホタテはほぐします。今日使ったのは北海道の乾燥ホタテです。
大豆は途中(40分煮込んだ後です)で入れます。このぐらい煮込むと、苦瓜の緑色はだいぶスープに抜けます。
出来上がりです。私は苦瓜があまり得意ではないですが、この苦みは癖になります^-^。生姜も一緒に食べちゃいます。