一月にふさわしい養生粥を作りましょう!
あけましておめでとうございます。
2021年は皆さまにとって、日本にとって、希望と進化のある一年になりますように!もちろん、健康第一で!
さて、一月は最も寒い月ですので、温かいお粥があれば助かります。疲れた胃腸を労り、免疫力を上げ、一杯のお粥だけでも栄養がばっちり摂れるお粥を作ってみませんか。
「里芋と豚ヒレ肉のお粥」
材 料:一晩冷凍したお米、豚ヒレ肉、里芋(八つ頭)、ネギ、セロリ、戻した干し椎茸
作り方(お昼にいただく場合):
①前の晩、寝る前に準備しておくもの:洗ったお米を密閉容器に入れ、冷凍庫で冷凍します。
朝起きたら、準備しておくもの:干し椎茸を洗い、水で戻します。
②ネギを輪切りにし、フライパンに並べ、オリーブオイルで弱火でじっくり炒めます。ネギの色が軽く茶色に変わったら火を止め、ネギと油を分けます。
③戻した干し椎茸を細切りにします。
④豚ヒレ肉も細切りにし、お酒、お砂糖、少量の塩、醤油、胡椒、ごま油で合えて、しばらく味を含ませます。
⑤八つ頭を小さく角切りにします。セロリも細かく切ります。
⑥②で取ったネギ油を敷いたフライパンで③の干し椎茸を炒め、色がついてきたら④の豚ヒレ肉も一緒に炒めます。
⑦⑥に更に⑤で切っておいた八つ頭を入れ、そして冷凍したお米も直接入れて、炒め合わせます。
⑧⑦をお粥用の鍋に入れて、椎茸の戻し汁とたっぷりのお水を入れ、火にかけます。時々かき混ぜながら20分以上煮ます。
⑨火を止めて、⑤で切ったセロリも鍋に入れ、2ー3分蒸したら出来上がりです。
⑩召し上がる時に、②で作っておいたネギ揚げをお粥の上に少し散らしましょう。とても香ばしいです。
効 用:里芋は東洋医学で言う五臓六腑の「脾」、「肺」、「腎」の機能正常化に寄与すると考えられております。そして、お米と一緒に傷ついた胃腸の調子を整える作用があります。ビタミンDの多い干し椎茸とビタミンB1の多い豚肉の組み合わせは免疫力向上、滋養強壮、体力回復、胃腸を整える作用もあります。繰り返しになりますが、免疫力を上げる食材はまず豚ヒレ肉のような良質なたんぱく質の摂取が大前提で基本です、その上にビタミンやミネラルがあればなおいいです。豚肉のビタミンB1の吸収をよくするネギは体を温める効果以外に、セロリと同じように精神的な安定、イライラを鎮める効果がありますので、これらの食材の組み合わせは心身ともに労わってくれて、特に寒い冬におすすめです。
豚ヒレ肉の左隣は大好きなホタテです。治療院近くのスーパーでたまたま北海道産のものが安かったですので、お粥に少し入れます(無くてもOK)。右上は水で戻している干し椎茸です。この写真に冷凍しておいたお米は入っていません。
ネギを輪切りにし、オリーブオイルでじっくり炒めます。ずっと弱火で、ネギが焦げないように。玉ねぎがお好きな方は代わりに玉ねぎを使ってください。
事前に準備しておくものです:上で炒めたネギ(一番上の段の真ん中の小皿に入っていおります)、半分に切ったホタテ、細切りにした干し椎茸、食べやすいようにサイコロ状に切ったセロリ、里芋、細切りした豚ヒレ肉です。豚ヒレ肉はお酒、砂糖、塩、醤油、胡椒、ごま油で下味をつけておきます。一番下の段の右側は干し椎茸の漬け汁で、お粥を煮る時に使います。
フライパンにオリーブオイルを薄く敷き、干し椎茸と豚ヒレ肉の順に炒めます。
次にホタテを入れます。
そして、里芋を入れて、炒め合わせます。
ここで、冷凍したお米を直接入れ、一緒に炒めます。
上で炒めた食材を別の大きな鍋に移します。この鍋でお粥を作ります。お鍋ですが、普通炊飯器でも十分です。私はこのブログ用の写真を撮るために、普通のお鍋を使っております。普通のお鍋の場合、食材が鍋底で焦げないように、時々全体をゆっくり混ぜてください。
干し椎茸の戻し汁を入れ、更にお水をたっぷり入れ、20-30分煮込みます。お米は冷凍してあるため、普通のお米より早く柔らかくなります。
お米など柔らかくなったら、火を止め、セロリを入れて3分ほど蒸してください。これで出来上がりです。召し上がる時に、炒めたネギを上に散らし、香ばしさと見た目の美味しさも増します^-^。
千葉県産の生の落花生をたまたま買えましたので、お塩とオリーブオイルで軽く炒め、お粥に添えると、より一層美味しくお粥が頂けます。里芋、特に大好きな八つ頭の食感やシャキッとしたセロリの香りが満喫できるいっぱいです。そして、豚ヒレ肉は元々柔らかいため、煮込むことで更に柔らかく、お肉を頂いている感覚がないぐらい食べやすくなっているはずです。