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症例紹介:うつ症状を短期間で解消

2018年09月14日 公開

こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。

うつ病と診断され会社を休んでいる30代の男性会社員Aさんがお友達のご紹介で先日来院されました。会社を休んで三週間、復帰目処は立たず、抗うつ薬、睡眠導入剤、頭痛薬(頓服)、胃薬を服用して一ヶ月が経ちました。

初診時Aさんは笑顔はないものの、表情は比較的明るいです。お肌のつや、顔色もそれほど悪くありません。自覚症状、発病時期、ご自分が分析した病因など、非常に簡明に説明してくださいました。目の動き、発声の仕方、声の大きさそしてトン、まだまだ元気があることが伺えます。

Aさんは食欲なく、時々食べたら吐いてしまい、胃酸が逆流する自覚があり、体重も落ちたそうです。また、夜は眠れず、頭全体が締め付けられるような頭痛が時々します。働く意欲は湧かず、残業と会社の人間関係を考えると余計に頭が痛くなります。

うつ病は環境、性格、遺伝などいろいろな要素に影響され、誰でも発病する可能性がありますが、私から見れば、Aさんはまだうつ病に発展しておらず、うつ症状を抱えてしまっている段階です。本当のうつ病とうつ症状だけを持つ方は見た目からでもある程度区別できます。或いはこのうつ症状は軽症のうつ病だと反論する方もおられるかもしれませんが、一旦「あなたはうつ病だ」と言われると、患者さんに精神的な負担、落胆、自責、再発の恐怖等が更に重く圧し掛かり、快方に向うためのハードルを高めてしまうのではないかと思い、「うつ病」という言葉をまず安易に使うことはありません。これは余談ですが、うつ症状だけでもとてもつらく、会社を休まざるをえない状況に追い込まれる方はたくさんいらっしゃいます。

会社に早く復帰し、そのうち飲んでいる薬も全部やめたいのが鍼灸治療の目標です。

先日のブログ(7月13日、どうして鍼灸は効くの(10)?→現実と夢の境目には「医の原点」があります。-その3)でたまたま神経伝達物質の一つであるセロトニンと鍼灸治療との関係について書かせていただきました。ぜひこちらのブログもご参照してください。このブログはセロトニンに焦点を絞ったため、鍼灸治療前後のセロトニン分泌量の比較データだけを入れさせていただきましたが、実際にはノルアドレナリンとドーパミンの分泌量も治療後に有意に改善したことをここで報告させていただきます。うつ病においては、この三つの神経伝達物質の量が減少したり、働きが低下したりします。

東洋医学では、うつ症状を含むうつ病は「神志病」の範疇です。「陰」と「陽」、そして気血のバランスがくずれた結果だと考えます。具体的には、神志病は陽虚(陽気が不足し、陰気が強勢を示す)の結果ですので、この状態を改善するため、陽気を補う代表的な経脈である「督脈」、「足の太陽膀胱経」、「足の陽明胃経」、「足の少陽胆経」上のツボが最優先的に選ばれます。

治療は最初の二回は週に一度でしたが、頭痛と胃の不調はかなり落ち着いたため、三回目からは二週間一度に切り替わりました。六回目の治療から睡眠導入剤なしで夜眠れるようになり、半日だけの勤務ですが会社に復帰しました。八回目の治療で抗うつ剤を含む胃薬も全部やめました。今はフルタイム(まだ残業なしという条件つき)で働いていらっしゃいます。

今回の症例は発症の初期段階で鍼灸治療に踏み切ったこと、会社の勤務体制に柔軟性があることなど、いろいろなプラスの要因がありました。また治療を通して、Aさんご本人に意識の変化(対人トラブルをそれほど気にしなくなりました)があったことも大きいと思います。

IMG_20180904_074725 最近作った簡単な朝ごはんです^-^。イチジクは季節性が強く、二日酔い&胃腸の炎症に効き、解毒作用もあります。甘みは少ないですので、野菜感覚で調理できます。パンにチーズを散らしイチジクを載せてオーブンで焼いた後に、くるみ&マカダミアナッツなどを刻んで載せます。

IMG_20180904_074607 温かい紅茶に生姜をすりおろします。

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