新春の初粥
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
明けましておめでとうございます!
さて、お正月のご馳走を食べ過ぎて、胃腸の調子がイマイチの方はいらっしゃいませんか。私も少し食べ過ぎたみたいで、もう七草粥を待てず、昨日「オーツ麦ともちあわのお粥」を作り、美味しく頂きました、おかげで大分胃腸の調子が戻ってきました。
オーツ麦のお粥を食べたくなったのは、ある91歳の患者さんが長年朝食にしているオートミールからヒントを得ました。91歳のおばあ様は膝の治療、そして健康増進のために、定期的にバスに乗り治療院に通っていらっしゃいます。ご自宅での生活全般はご自身によりなされ、非常に元気なお方です。このおばあ様の朝食は長年、有機オートミールに梅干一つ、りんごかバナナ、温かい紅茶に蜂蜜だそうです。健康長寿の道をまっしぐらのおばあ様の秘訣は他にもありますが、この朝食にも秘密があるのではないかと思います。
オーツ麦はえん麦とも言います。豊富なたんぱく質、不飽和脂肪酸、食物繊維、ビタミン、ミネラルを含みます。このため、健康に役立つ様々な効果が期待できます。例えば、悪玉コレステロール、血糖値、血圧を下げる、便秘予防、組織細胞の再生を促す、骨粗しょう症や甲状腺機能低下の予防、神経系の働きの維持などです。
同様、もちあわは白米と比べ、ビタミン、ミネラル、パントテン酸、食物繊維などが豊富で、貧血予防、便秘解消、抗ストレス、安眠作用があります。
オーツ麦ともちあわの組み合わせはお正月の胃腸疲れ、栄養の偏りを改善してくれるはずです。
オーツ麦ともちあわのお粥
材 料:オール麦(オートミールなど既に加熱加工しているもの)、もちあわ、胚芽米(なければ白米)、クコのみ
作り方:
①もちあわと胚芽米をきれいに洗い、密封容器に入れ、冷凍庫で一晩凍らせます。
②①を自然解凍します。
③鍋に適量の水と②を入れ火にかけ、一度沸かした後、弱火にし15分ほど煮ます。
④オール麦とクコのみを③に入れ、更に3分ほど煮れば出来上がりです。
もちあわと胚芽米をまず冷凍にすれば、より早く、柔らかくて粘りのあるお粥が出来上がります。これは時間のない人のための時短レシピーです。冷凍にしない場合は、30分ほど弱火で煮込んだほうが同じく美味しくできます。