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胡鍼灸治療院 > 鍼灸師ブログ > 症例紹介:バセドウ病の鍼灸治療

症例紹介:バセドウ病の鍼灸治療

2017年12月17日 公開

こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。

うちのある患者さん(Aさん、30代女性)はバセドウ病で今年八月から鍼灸治療を始めて、三ヶ月でFT3の値が治療前の10.6pg/mlから3.4pg/mlまで下がり(12月の検査では、更に2.8pg/mlまでに下がっております)、完全に正常値に戻りました。今回はこの症例をご紹介いたします。なお、FT3は血液検査でわかる重要な甲状腺ホルモンの一つで、正常値は2.2-4.3pg/mlです。

バセドウ病は、自己免疫疾患の一つで、甲状腺ホルモンが過剰に作られるため、甲状腺機能亢進症を起こす病気です。女性の患者さんが多く(男性の5倍程度です)、30-40代の発症が一番多いようです。発症の原因はストレス、出産、遺伝などが関わっていることがありますが、はっきりした理由はまだわかりません。

バセドウ病の代表的な三つの症状(メルセブルグの三徴)は甲状腺腫、眼球突出、頻脈です。これ以外に、動悸、疲れやすい、精神不安、不眠、体重変化(減少或いは増加)、手足の振るえ、便通の異常、汗をかきやすいなどの症状が見られ、甲状腺ホルモン過剰により、新陳代謝と内臓の働きが活発になりすぎるためです。

バセドウ病の検査は、症状の確認以外に、血液検査(FT3などの値)、超音波検査(甲状腺の大きさなど)などがあり、血液検査が基本となります。治療法は基本的にまず薬から始めます。薬の効果はないか、或いは副作用のため、服薬を中止せざるを得ない場合、アイソトープ(放射性ヨウ素)治療、手術による甲状腺摘出術を行います。

さて、Aさんは発症してから、まず薬を飲み始めたのですが、MMI(メルカゾール)とPTU(チウラジール/プロパジール)両方の薬を試したのですが、原因不明な高熱や肝機能異常が確認され、服薬を中止せざるを得ませんでした。そこで、仕方なくヨウ素剤を飲み始めたのですが、前記の副作用は無くなったものの、FT3などの値とご本人の自覚症状はそれほど良くなりませんでした。そこで主治医からアイソトープ治療を勧められました。しかしAさんご本人は、アイソトープ治療も手術治療もやりたくありません。非常に困ったところで、鍼灸治療を受けてみようと考え、本治療院にご来院されました。

まず、治療開始から三ヶ月の間の血液検査の結果(FT3の値)をお伝えします。

治療開始時(8/17):10.6
9/4 の検査結果:8.1
9/29 の検査結果:6.8
10/26の検査結果:5.3
11/24の検査結果:3.4
12/25の検査結果:2.8(12月25日に追加した情報です)

検査値は完全に正常範囲内に収まり、主治医の先生はもう仕事を始めてもいいと言ったそうです。自覚症状に関しては、甲状腺と目の腫れはだいぶ改善され、便通、動悸はほぼ無くなり、頻脈はまだ少しあるものの、八月治療開始前と比較すると、かなり楽になりました(今の心拍数は60-70回/分と正常、夜寝る前に少し上がる程度)。大事をとり、まだ激しい運動はできませんが、後少しで自覚症状もおさまっていくと思います。

東洋医学では、甲状腺機能亢進症を「癭瘤」だと考えます。原因はいろいろとありますが、例えば肝火亢進、心陰虚熱、痰湿などからくる経絡凝滞です。

治療自体は東洋医学と西洋医学の両方が考える病因を加味し、治療方針を決めます。とるツボ(経穴)、治療手順、治療内容の加減はその日によって違います。これは患者さんのその日の体調および症状を確認しながら、また前回治療後の身体反応などをヒアリングした後に、その都度決めていきます。

先月末から、治療回数を半分までに減らし、主にまだ残っている自覚症状(夕方から夜にかけての頻脈)を取るための治療に切り替え、最終的には完治を目指します。

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