十一月の養生法
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
十一月には二十四節気の「立冬」と「小雪」があります。「立冬」は冬の始まりを象徴する冬季最初の節気です。「小雪」は文字通り、北のほうからパラパラと小雪が降り始めます。今年は、
11月 7日(火):立冬
11月22日(水):小雪
また、
11月 1日(水):灯台記念日、十三夜
11月11日(土):世界平和記念日
この時期になると、冬眠の準備に入る野生動物がいるように、人間の体も「陽気」を収め、「陰気」を養う時期に入ります。夜は早く寝て、朝は少し遅めに起きてもいいです。保温性の高い洋服を着て、特に背中と首筋を冷やさないようにしましょう。そして、忘れがちなのは足首です。寒気(東洋医学でいう「正気」を乱す「邪気」の一つ)は足元から入りやすく、体の上のほうに徐々に上がり、胃腸を冷やし、肺や気管の炎症、全身の関節の痛みなどを引き起こします。足首を冷やさないようなファッションがいいと思います。精神的なストレスも上手に解消できたらいいですね!
今年3月に患者さんからローズマリーの切花を頂きました。患者さんのお庭にたくさん広がりましたので、カットして治療院に持ってきてくださいました。花瓶に挿して二週間が経っても枯れる気配はありませんでしたので、よくよく見たら、なんと花瓶の中で根っこが生えて来ました。嬉しくて、早速持ち帰り、自宅ベランダーのプランターに植えました。元の広いお庭と比べると、環境はかなり悪くなりましたが、それでもプランターに根付いてくれて、だいぶ成長しました。今月はこのローズマリーを使って、ありがたくラム肉を焼きます。
フレンチラムラックのローズマリー焼き
材 料:ラムラック、ローズマリー、にんにく、塩、黒こしょう
作り方:
①ラムラックの両面に塩、黒こしょうをふり、冷蔵庫で30分から1時間寝かせます。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだにんにくを入れてから、火をつけます。弱火でにんにくが色づくまでゆっくり炒め、一旦フライパンからお皿に取り出します。
③にんにくの香りが移ったオリーブオイルにローズマリーとラムラックを入れ、片面を強火で3分ほど焼きます。お肉の表にまたローズマリーを置いてから裏返し、今度は表を強火で更に2分ほど焼きます。美味しそうな焼き色になったら、にんにくチップの入った先ほどのお皿に盛り付けます。
効 用:ラム肉は温補の作用が強く、冷えた身体を温める効果が高いです。胃腸と腎に温めるため、下痢や疲れ、虚弱体質に効きます。一方、ローズマリーも胃腸を温める作用があり、胃もたれなどに有効です。また、ハーブとしての独特な香りは抗うつ作用、精神不安定や不眠の改善にも良いと言われております。このお料理は冬の間にいただくと、厳しい冬を乗り越えるための体力作りに役立ちます。
プランターのローズマリーです。
綺麗に洗いました。葉っぱはとても柔らくて、濃厚な香りです。
放牧仔羊のロースのあばら骨付きです。
美味しく出来上がりました。ローズマリーをください、どうもありがとうございます!