症例紹介:鍼灸の即効性、その場で頭痛が止まりました。
2017年11月09日 公開
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
本日のことです。
定期治療(健康増進のため)でいらっしゃった女性の患者さんは開口一番で、「今頭が痛い!」と言いました。詳しく尋ねると、目の奥から、頭のてっぺんを通り、後頭部、そして首筋のラインまで左右とも痛いそうです。昨日出かける用事があって、かなり歩いたそうです。夜から首筋、肩甲骨の間がなんとなく重だるくて、頭の後ろが痛いような感じをしたそうです。夜中四時ぐらいで目が覚めてそれから眠れず、布団の中で朝六時まで横になっていましたが、起きたらやはり頭が重くて、段々頭のてっぺんまで痛くなり、治療院にたどり着いた頃は目の奥も痛くなってしまいました。
寒気など風邪のような症状はありません。頭痛の度合いは激痛ではなく、我慢できる程度の鈍痛。言葉、意識、身体の動きなどに問題はありません。この患者さんは普段頭痛持ちではありませんし、血圧もいつも正常です。これらの背景から、昨日の疲れ、昨夜の寝不足、この寒さそして気圧の変化、今朝の強風などが原因で起きた一過性の頭痛だと判断しました。
東洋医学では、「外感」性頭痛は風、寒、湿の邪気に起因します。また、「内傷」性頭痛は気血失調、肝、腎、脾の病変などが原因だと考えます。
これらのことを総合して、いつもの健康増進、病気予防の治療に加え、頭痛治療のツボも取ることにしました。患者さんが気持ちよく眠りながらの治療でしたが、治療が終わったとき、患者さんが「あれ?!頭も目も全然痛くない、すっきりしている!」と話してくださいました。
良かったです^-^!
親友が先日撮ってきた「秋」を3枚お届けします^-^。