七月の養生法
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
七月には、二十四節気の「小暑」と「大暑」があります。小暑からは本格的な暑さが始まり、蝉の初鳴き声を聞くのは毎年の楽しみです。梅雨もそろそろ終わり、大暑あたりから熱帯夜も予想され、十分な栄養と睡眠をとることを心がけましょう。
7月 7日(金):小暑、七夕
7月15日(土):お盆
7月19日(水):夏の土用入
7月23日(日):大暑
7月25日(火):土用の丑
七月は人体の「陽の気」を守る必要があります。月の後半に熱帯夜もあるかもしれませんが、なるべく十分な睡眠を取りましょう。熱中症の半分は室内で起こりますので、扇風機とクーラーを適度に利用し、スポーツドリンク、塩入りキャンディーなどを意識的に摂取するといいと思います。コーヒーやお茶は体内の水分の排出を促してしまいますので、お水の代わりにはなりません。普通のお水も必ず飲むようにしましょう。水だけでどうしても味気がなく飲みたくないなら、お茶を水で薄めて飲んでみてはいかがですか。
今週待合室のお花です。
今月は「とうもろこしとスペアリブの養生スープ」を作ります。
材 料:とうもろこし、豚スペアリブ、生姜、ねぎ、料理酒、塩
作り方:
①スペアリブを塩もみし、冷蔵庫に一晩置きます。
②なべに水、生姜、ねぎを入れ、お湯を沸かします。スペアリブと料理酒を入れ、15分ほど煮て、臭みを取ります。
③スペアリブを水できれいに洗い、別の鍋に入れます。水を入れ、お酒と塩も入れ、火にかけます。沸騰した後、弱火で2時間煮込みます。仕上げに、切っておいたとうもろこしを入れ、10分ほど一緒に煮れば出来上がりです。
効 用:
何といっても、栄養補給です。この時期に貴重な一皿です。特に食欲のない時はこのスープだけでも、次の日の元気につながりそうです。とうもろこしも豚のスペアリブも、免疫力を上げ、体力の回復と老化予防に効果的です。特にむくみのある時は、とうもろこしのひげを料理用ガーゼに包み、スープに入れて一緒に煮込めば、むくみだけでなく、糖尿病の緩和、尿路結石の予防にも効きます。
冷蔵庫に大根とにんじんの残りがありましたので、一緒にスープに入れてしまいました(^-^)。