五月の養生法②
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
前回のブログで、「養生」するならまず「養心」からというお話をさせていただきました。しかし「養心」は簡単に、しかも短期間で到達できるものではありません。でも、食事の面から養生するのは今から、そう今日の晩御飯からできます^-^。
五月のお勧めの食材は:あずき、はと麦、冬瓜、きくらげ、にんじん、蓮根、トマト、筍、山芋など。
今月のレシピは「豆腐と筍のスープ」です。
材 料:豆腐、筍、鳥挽肉団子、クコの実、ブロッコリースプラウト、調味料
作り方:
①今回は中華スープ味、まず鶏がらスープにクコの実を入れ沸かします。なるべく天然の鶏がら(スーパーで200円前後で買えます)、ねぎ、生姜などを一緒に煮込んだスープが一番いいですが、作る時間のない方は、化学調味料不使用の「スープの素」を使ってもいいです。
②筍と豆腐は食べやすい大きさ、形に切ります。鳥挽肉団子もなるべく手作りのほうがです。市販の挽肉にねぎ、生姜、塩、酒、こしょう、卵白、片栗粉(甘みを足したい方はお砂糖かオイスタソースを少し入れてください)を混ぜて、丸めればOKですので、それほど時間はかからないと思います。手作りは添加物の心配はありませんので一番安心です。
③沸かしたスープに筍、肉団子を入れます。肉団子が浮いてきたら、豆腐を入れ、塩&胡椒で味を調えます。再びスープが沸いたら火を止め、ゴマ油を少々入れます。
④食べる直前(10分ほど経ったところ)にブロッコリースプラウト(ブロッコリーの芽でもOK)を飾ります。
効 用:筍は旬の食材で食物繊維が豊富、コレステロールを下げる作用があると言われています。豆腐は胃腸の熱を取り除き、大豆の栄養分も頂けます。筍と豆腐は「涼性」に対して、「温性」の鳥挽肉団子を入れることにより、五気の偏りをなくします。また、鳥肉の栄養効果(疲労回復など)にも期待します。鶏肉は「血虚」、「気虚」の証に効くとしたら、度々登場するクコの実は津液(体内の水)不足、血圧降下に効きます。これらの食材を組み合わせることにより、デドックス、健脾益胃、体力回復、静心寧神の効果が期待できます。
さっぱりした美味しいスープで、旬の食材で栄養を補給し、ついでに体調も整えられるのは嬉しいです。