五月の養生法①
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今日から二回に分けて、五月の養生法をお伝えします。
五月には二十四節気の「立夏」と「小満」があります。「立夏」は夏季の始まりを意味し、気温は徐々に夏らしく高くなり始め、農作物は成長期に入ります。「小満」は農作物がよく成長し、実を結び始めるころを指します。いよいよ梅雨に入りますので、春はもう完全にすぎていく頃です。
5月 5日(木):立夏・端午の節句(菖蒲湯)
5月20日(金):小満
また、
5月 1日(日):八十八夜(茶摘み)
5月 8日(日):母の日
5月23日(月):ラブレターの日
5月31日(火):世界禁煙デー
東洋医学の考えでは、夏という季節は五臓六腑の「心」に対応しています。立夏がある五月から「心」の養生を特に大事にします。「心」は人間の「神気」を内蔵し、五臓六腑を統括する重要な存在です。このブログでもよく「養生」という言葉を使いますが、養生するには、本来まず「養心」からしなければなりません。たとえば、「平常心」を保つことです。怒りすぎるのがよくないのは理解できますが、嬉しいことがあっても、喜びすぎるのもまたよくありません。血圧が上がり、身体にとって強いストレスに十分になりえます。しかし、常に「平常心」を保つことはいかに難しいことか、一生の修行になるかもしれません。一生をかけて「養心」するのは養生そのものです。
次回は食事の面から養生する五月のレシピを一つ紹介させていただきます。
自宅のベランダーのライラックが今ちょうど咲いています。とてもいい香りです。見ず知らずのおばあさんが一本の枝を切ってくれて、それを植えたら鉢の中で毎年咲くようになりました。正直、おばあさんの顔はもう覚えていないですが、とても感謝しております。子供のころから、ライラックが大、大、大好きです!