七月:蒸茄子のサラダと玉子焼き
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
夏野菜である茄子の美味しい季節になりました。茄子大好き人間として、さっそくそのおかずを作ります。茄子の好きな方は作ってみてはいかがですか。
私にとっての茄子はなんと言ってもまず美味しいです。そして、ナスニンという色素は活性酸素を抑え、抗炎症、抗ガン作用があると言われております。このため、茄子の皮はぜひ捨てずに、綺麗に洗った後全部使うようにしましょう。先端の硬いへた部分もギリギリのところで切り落とし、刻んで汁物に入れれば美味しく頂けます。また、野菜特有な食物繊維、カリウム、葉酸などの成分も体にいいですので、時期の今は美味しく茄子を堪能できるレシピを探して食べましょう。
茄子は水分が多いですので、熱冷まし、止血、消腫などの作用があり、口内炎、歯槽膿漏、乳腺炎、皮膚潰瘍などの時に有効です。冷えやすい方は茄子を生で食べずに、加熱料理を考えましょう。また一緒に生姜、葱、ニンニク、胡椒などの体を温める効果のある香味野菜と調味料も入れましょう。
私の子供の頃は夏になると、よく食べる家庭料理の一つに蒸茄子のみそ和えがありました。今日はそれを少しバージョンアップさせ、肉みそで和えてみます。それでは、作りましょう。
蒸茄子の作り方
これは非常に簡単で、蒸鍋でお湯を沸かしたところ、綺麗に洗った茄子を縦に二等分し、すぐに蒸鍋に入れます。空気に触れる時間をなるべく短くすることで茄子の綺麗な色を出します。大きさにより、5-10分ほど強火で蒸します。その後は冷やして、サラダと玉子焼きに使います。
蒸茄子のサラダ
材 料:
蒸茄子、鶏ひき肉、三つ葉(或いはパクチー)、生ニンニク、小葱、豆みそ、豆板醤、醤油、砂糖、オリーブオイル、胡麻油
作り方:
①肉みそを作ります。フライパンにオリーブオイルと鶏ひき肉を入れ、少し炒めます。
②すぐに味付けします。醤油、水、豆味噌、豆板醤、砂糖を入れ、水を少し飛ばして火を止めます。
③サラダボールに蒸茄子を手で割き、切っておいた三つ葉、刻んでおいたニンニク、小葱を乗せ、更に②で作った肉みそを乗せて、混ぜます。これで出来上がりです。蒸しあがったばかりの茄子から少し水が出ますが、この水はまた非常に甘くて美味しいです。生のニンニクが入っておりますので、夕飯のおかずにはいいと思います。お昼ご飯に作るなら、においの気になる方はニンニクを入れないでくださいね。
蒸茄子の玉子焼き
材 料:
蒸茄子、玉子、トマト、玉ねぎ、塩、胡椒、ケチャップ
作り方:
①蒸茄子をフォークの背で平に潰します。
②お皿に玉子、塩、胡椒を入れ、玉子液を作ります。
③①を②の中にたっぷり両面を漬けます。
④フライパンにオリーブオイルを少し多めに引き、③を中火で焼きます。片面を焼いたらひっくり返して、みじん切りにしたトマトを玉ねぎを乗せ、残った②の卵液を掛け、もう一度ひっくり返してサッと焼きます。
⑤お皿に載せ、ケチャップをかけていただきます。
既に蒸気の上がった蒸鍋に半分に切った茄子を入れ、蒸します。蒸す直前に茄子を切ってください、色を綺麗に保つためです。
蒸しあがった茄子です。まあまあいい色をしています。冷ましましょう。
サラダにかける肉みそ餡を作ります。
肉みそが出来上がりです。みじん切りのニンニクと葱と一緒にお皿に盛り、準備しておきます。
お皿に冷ました蒸茄子をそのまま手で裂いて入れます。
あえましょう。
少し時間が経ったら、茄子から少し水が出てしまいました。蒸したての場合、このお水はまた甘くて美味しいですので、捨てずに汁ごといただきましょう^ー^
では次いきましょう。半分残した蒸茄子で今度はフィリピン料理の茄子と玉子の焼き物を作ります。トマトと玉ねぎをみじん切りします。
蒸茄子を皮ごと使います。まずフォークで白い実の部分をつぶします。
味付けした玉子液へ。
フライパンで焼きます。
出来上がりです。本場では炭火で茄子を焼くらしいですが、家庭では蒸したり、電子レンジを使ったりして簡単にしてもいいでしょう。またソースは本場ではバナナソースも加えるそうですが、だいぶ今日は簡易版になってしまいましたが、茄子好きには簡易版でも堪らなく美味しいです!