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どうして鍼灸は効くの(61)?

2021年11月05日 公開

六、神経・内分泌・免疫系情報伝達システムにおける鍼灸の調節作用

 

人間を含むすべての生き物は自然環境において様々なストレスに曝されながら生きています。特に喜・怒・哀・楽・驚・恐・憂などの情緒変化を持つ人間にとっては、気温・湿度・気圧・飢餓・過労・病気などの身体的ストレス以外に、精神的ストレスは健康に対するダメージはもっと大きいと思われます。多種多様なストレスを乗り越えて生体内環境の恒常性(ホメオスタシス)を維持するために、神経系・内分泌系・免疫系という三つの情報伝達システムが正常に機能するのは必須条件になります。この三つのシステムは互いに影響・制約・協調し、厳密なネットワークを形成しています。

 

我々はストレスを受けると、主に二つの経路によりストレス応答が起こります。

 

ストレス応答経路

 

1、視床下部―脳下垂体―副腎皮質ホルモン系(HPA軸)

ストレスを受けると、大脳皮質(辺縁系)から神経ペプチドが放出し、視床下部がそれに反応してコルチコトロピン放出ホルモン(CRH)を分泌します。脳下垂体がCRHの刺激を受け、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を放出し、そして副腎皮質からコルチゾル(糖質コルチコイド)が分泌されます。コルチゾルの働きは筋肉やリンパ組織、結合組織のタンパク分解と脂肪組織の脂肪分解を促進して、これらの分解産物を原料にして肝臓でグルコースの新生が亢進し、血糖値が上昇します。

この一連の反応は一時的にストレスの対処として必要ですが、長期的に免疫力の低下を招きます。顆粒球とリンパ球は共に減少し、ナチュラルキラー(NK)細胞の活動も抑制することで、日和見感染の発生、細胞の癌化、慢性病の悪化などが考えられます。

 

2、視床下部―自律神経系―副腎髄質ホルモン系

視床下部が自律神経系の調節中枢です。ストレスを受けると、視床下部から交感神経系に指令を出します。交感神経の節後神経線維末端からノルアドレナリンという神経伝達物質を放出すると同時に、副腎髄質に電気信号を出力し、髄質からアドレナリンの放出を促進します。体内のアドレナリン・ノルアドレナリンのレベルが上昇する結果、心臓収縮が増強し、心拍数が増え、血圧が高くなります。

短時間のストレス対応としてこの反応は大変重要ですが、長期間になると、血管の収縮による血液循環の悪化と体温低下、顆粒球増多による炎症性疾患の発症、代謝障害やエネルギー産生の低下などが起こります。

ひと昔、サイトカインというのは免疫細胞でしか産生できないと思われていましたが、後に神経細胞も生成・分泌し、細胞膜に相応するレセプターを持つことがわかりました。脳内で産生するサイトカインは神経伝達物質として働く一方で、神経系・内分泌系にも働き、調節因子として機能します。免疫組織(骨髄・胸腺・脾臓・リンパ節)は自律神経の支配を受け、免疫細胞には神経伝達物質のレセプターも持っています。内分泌器官の働きも自律神経の支配を受け、調節されています。こうして、神経、内分泌、免疫の三者は一体として生命活動を調節しています。

 

次回は鍼灸がこの三者一体の情報伝達系・生命活動調節系に対して、どんな影響があるのかについて考えます。

20211103144205_IMG_5329_1~3 今日も季節はずれぐらいの暖かさですが、秋は確実に来ました。

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