四月の養生法
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
四月には二十四節気の「清明」と「穀雨」があります。「清明」は元々中国漢民族の伝統行事からきていて、家族総出で先祖のお墓参りをします。沖縄では今でも「清明祭」が継承されているようです。「穀雨」は美しい文字の並びで、春を連想させてくれます。「雨生百穀」、畑仕事を始める合図です。北海道では秋まき小麦は既に青々としています。
今月も新型コロナウィルス感染症の関係で、外出自粛など、我々の仕事、学校、生活に多大な影響はまだ続くでしょう。一つ前のブログで今年上半期(6月まで)は特に東洋医学でいう「肺」の病気に気を付けないといけないと書かせていただきましたが、感染症第一波の終息はそれまでにしてほしいと願います。
4月 4日(土):清明
4月19日(日):穀雨(地図の日でもあります)
また、
4月 2日(木):国連世界自閉症啓発デー
4月 7日(火):WHO世界保健デー(今年のテーマ:看護師と助産師を支援)
4月16日(木):春の土用入
4月26日(日):よい風呂の日
4月24-30日:世界予防接種週間(新型コロナウィルスのワクチンは1年から一年間がかかると言われております)
今月は入学、入社、異動などに伴い、新しい環境に入っていく方は大勢いらっしゃることでしょう。新型コロナウィルスの感染拡大で先の予定が立てられないこともあるかもしれませんので、余計に緊張続きの毎日が続くでしょうが、オンとオフをうまく切り替え、ストレスが発散できたらいいですね。
さて、今月は保存の効く冷凍うどんを使い、栄養と美味しさを両立できる「モロッコインゲン豆の肉うどん」を作ります。
地元商店街の八百屋さんで今、沖縄産のモロッコインゲンは毎日売られており、インゲン大好きな私は八百屋さんを通るたび、「今日はインゲン出てるかな?」って探してたくなります。沖縄産は今月いっぱい旬ですので、もし見つけたらぜひこの肉うどんを作ってみましょう。冷凍うどんで十分ですので、フライパン一つで途中洗うこともなく、あっという間に作れます。モロッコインゲンは緑黄色野菜に分類され、免疫力を高めるタンパク質とビタミンA、Cを含み、ビタミンB群、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リジン、アスパラギン酸なども含まれています。東洋医学においても、インゲンは利尿作用、降血圧作用、胃腸を丈夫にし、免疫賦活作用があると言われ、腫瘍疾患のある患者さんによく食べていただきたい食材です。インゲンとお肉を一緒に煮込むことは美味しいだけでなく、免疫力を高める組み合わせとして、今の時期にいいのではないかと思います。
モロッコインゲン豆の肉うどん
材 料:モロッコインゲン、豚肉の切り落とし、(あれば)カラーピーマン、にんにく、生姜、ねぎ、冷凍うどん、サラダ油、塩、コショウ(私は山椒も使います)、しょうゆ、オイスターソース、(辛味のお好きな方)豆板醤、ごま油
作り方:
①お肉を食べやすい大きさに切り、塩、コショウ、お酒、片栗粉で下味をつけておいてください。
②インゲンとピーマンは一口大サイズに切り(モロッコインゲンは長いですので、三等分か四等分ぐらいにしたほうがいいと思います)、薬味はみじん切りにしてください。
③フライパンにサラダ油、塩、コショウ、にんにく、生姜を入れ、火をつけ、軽く混ぜます。
④①のお肉を入れ、手早く解しながら炒めます。醤油とオイスターソースをかけます。
⑤インゲンを入れ、温かいお湯(中華スープでもいいです)、豆板醤を入れ、蓋をして10分煮込みます。
⑥冷凍うどんとカラーピーマンを入れ、更に4、5分ぐらい煮込みます。ここで注意するのは鍋にもしスープの量がかなり減ったら少しお湯を足すことです。4、5分煮込むので、スープがなくなれば焦げてしまいますので。
⑦スープがほぼなくなれば、刻んだねぎを散らし、火を止め、ごま油を上から少し回し入れてください。これで出来上がりです。止まらない美味しさですので、うどん好きな方は食べすぎ注意です^-^。ここで中華の味付けを試みたのですが、だしを使った和食の味付けでも十分美味しいかと思います。
お肉に下味をしっかりとつけましょう。
お肉にしっかりと味をつけておいたほうが美味しさのコツです。
豆板醤を少し入れたほうが好きです。あとはインゲンが柔らかくなるまで煮込むだけです。