四月の養生法②
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
四月は三月と同様に、「肝」機能を大事にしつつ、「腎」機能の改善・向上も念頭に入れましょう。
四月は転勤・入学・入社の時期で、新しい環境にいち早く適応していかなければなりませんが、ストレスの多いときでもあります。この時期に、めまい・耳鳴り・体が熱っぽい(平熱なのに)・寝汗・イライラ・寝つきが悪い・だるい・便秘・喉が渇くなどの症状を抱え込む方が増えてくるように感じます。これらの症状を感じたら、以下に紹介させていただく「アスパラと長イモのスープ」で体調を整えてみてはいかがでしょうか。また、症状のない方でも、予防や健康増進の効果がありますので、試してみてください。
材 料:アスパラ、長いも、干しホタテ、牛乳、生クリーム、クコの実、塩、胡椒
作り方:
①干しホタテは3時間以上水で戻します(戻し方は製品によって違います)。
②クコの実は少量の水で戻し、水を切ります。
③アスパラは短く切り、長いもは皮をむきます。
④ホタテの戻し汁に少し水を足し、アスパラと戻したホタテを軟らかくなるまで煮ます。
⑤④の荒熱を取り、ミキサーにかけ、鍋に戻します。
⑥長いもをすりおろし、⑤に加えます。さらに牛乳と生クリームを適量に足し、弱火で加熱しながら、塩・胡椒で味を調え、火を止めます。
⑦⑥を器に移し、戻したクコの実を飾れば出来上がりです。
効 用:アスパラ・長イモ・ホタテは陰液を滋養する作用があり、「腎」、「肝」、「肺」、「脾胃」を調整します。牛乳と生クリームは体力回復・便秘改善・美肌効果があります。クコの実は滋養強壮・血圧降下・目の健康に効きます。
このレシピーを思いついたら、すぐに作ってみました。長イモの分量ですが、上の写真の長いもを1/3使ったところ、スープにかなりのとろみがつきました。もう少しネバネバ感を減らしたい場合は、長イモの量を少なめにしてください。アスパラの薄い翡翠色はとても爽やかで、体を労わるおいしいスープです。