よだれ鶏を食べたくなったので
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
晩秋にはよだれ鶏も悪くないと思い、作ってみました。東洋医学の食養生の考え方には、秋は五臓六腑の「肺」を大事にしなければならない季節で、ちょうど今が旬の落花生が「肺」を保養する効果があり、落花生たっぷりをかけた「よだれ鶏」はきっと食欲をかきたてる一品になります。
この料理の主役は鶏もも肉ですが、脇役のタレには、白ごま、自家製辣油、にんにく、山椒などのスパイスをお好みで調合します。そして、落花生好きな私にとっては、この料理に炒った落花生をたっぷりかけるのは必須で、正に魂の所在。つまり、美味しい落花生が手元になければ、よだれ鶏を作りません。
落花生は栄養豊富で、たんぱく質、不飽和脂肪酸、ビタミンE&B、ミネラルがバランスよく含まれており、感染症による咳を鎮めたり、鶏肉やスパイスとの組み合わせで、睡眠の質を改善する効果があります。
よだれ鶏
材 料:鶏もも肉、煎り落花生、粉唐辛子、煎り白ごま、練白ごま、粉山椒、黒胡椒、塩、砂糖、醤油、お酢、こめ油、胡麻油、細葱
作り方:
①まず自家製辣油を作ります。簡単なほうの作り方です。お椀に粉唐辛子を入れます。粗びきのほうがいいと思います。フライパンで大匙3つのこめ油を熱し、唐辛子の上にかけます。お好みで少し炒った白ごまを入れ、混ぜます。
②お肉を茹でます。鍋に水、青ネギ、生姜を入れ、沸騰する前に鶏肉を入れ、鍋の蓋を閉めて、鶏肉の重さに応じて、5分から8分ぐらい茹で、火を止め、蓋を閉めたまま10分蒸らします。ゆで汁をタレ作りに少し残します。
③口当たりをよくするために、鶏肉を鍋から取り出し、15分ぐらい氷水に入れます。
④この間タレを作ります。まず、炒った落花生の薄皮を剥き(薄皮は非常に栄養がありますが、この料理では皮を剥くのは普通です。気にしない方は皮つきでいいかもしれません)、麺棒で粗く砕きます。
⑤タレを作ります。お椀に塩、少しの砂糖、少しのお酢、胡椒、山椒、白ごまを入れ、醤油、刻んだにんにく、練白ごま、②のゆで汁も入れてよく混ぜます。
⑥①で作った辣油も入れます。
⑦③の鶏を食べやすい大きさに薄く切り、お皿に並べます。
⑧⑦⑥のタレをかけます。
⑨④の落花生を上からかけ、細切りした青ネギも少し落とし、出来上がりです!
まず辣油を作ります、簡単に。
煎りごまも入れて。冷ましておきます。
鶏もも肉を茹でます。
10分蒸らします。
氷水でしめます。
落花生を綿棒で押して、細かくします。
タレを作ります。
練白ごま、にんにくも入れます。
鶏肉のゆで汁を入れます。
辣油を入れます。
タレが出来上がります。個人的に辛いのが苦手ですので、タレの量も辛さも少なめです。辛いのが平気な方はもっと辣油を使ってください。
鶏肉を食べやすい大きさに切ります。
タレをかけて。
落花生をたっぷりかけて。
細葱を散らして。
出来上がりです。これは何度も作りたくなるぐらいはまる味です。