豆腐の屋台朝食をご自宅で!
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今月は冬の朝に熱々の豆腐料理を作りたいと思います。この豆腐料理は屋台で食べることが多いですが、今日は自宅で絹ごし豆腐で代用して、作ってみたいと思います。
似た豆腐料理と言えば、日本の冬には湯豆腐があります。寒い朝に、優しく熱々の豆腐を食べれば、幸せの気分になれるのは間違いありません。今日は自家製辣油などの少しくせの強い調味料を使って、湯豆腐と違ったパンチの効いた豆腐料理にしたいと思います。
豆腐とよく合うのは小エビのアキアミ(素干し)、抗酸化作用の強いアスタキサンチンとセレンが含まれおり、抗酸化作用は狭義的に抗ガン作用でもあります。また、東洋医学では、冬に対応する色は黒、対応する五臓六腑は「腎」で、「腎」を補うには、黒色の干し椎茸と干し木耳を使います。
では、さっそく作ります。
熱々豆腐の木耳と小エビの餡かけ
材 料:絹ごし豆腐、干し木耳、アキアミ、干し椎茸、玉子、にんにく、小葱、三つ葉、辣油、片栗粉、塩、黒胡椒、砂糖
作り方:
①干し椎茸と干し木耳を水で戻します。
②にんにく、小葱、三つ葉をそれぞれみじん切りにします。
③絹ごし豆腐を蒸鍋で10分蒸します。
④蒸している間に、①で戻した木耳と椎茸をなるべく細切りにします。椎茸のかさは厚い場合、まず包丁で真ん中から二枚におろします。
⑤蒸しあがったお豆腐から水がかなり出ますが、この水をお椀に取っとき、片栗粉を後で溶かすためです。
⑥大きなスプーンで蒸した豆腐を大きな一口大に削ぎ切り、別の大きな深さのあるお椀に入れます。
⑦餡かけを作ります。フライパンに米油を入れ、アキアミを軽く炒め、お醤油で味付けます。そして、④の木耳と椎茸も入れ、一緒に炒めます。
⑧お湯をフライパンに入れ、3分ほど煮込みます。この間味付けます。お塩、胡椒、ほんの少しのお砂糖を入れます。
⑨⑤で取っといた豆腐のお水に片栗粉を溶かし、⑧に数回に分けて回し入れます。
⑩とろみをつけてから、溶いだ玉子をゆっくり回し入れます。軽くお箸でかき混ぜれば、⑥のお豆腐の上にかけます。
⑪②で刻んだ生のにんにくと辣油を更に餡の上に散らし(にんにくが苦手の方は入れないでください)、小葱と三つ葉を飾れば出来上がりです。
三つ葉を買いに行ったのですが、なぜか高い!納得できず(笑)、代わりに家で育っている豆苗を使います。納得できる方は、三つ葉かパクチーを使ってください。
一番上の写真に玉子を入れるのを忘れ、玉子も餡掛けに使いますので、溶いでください。
生のにんにくを後で使いますが、朝ごはん用の時はにんにくを使いません。特に匂いを気になる方はにんにくを入れなくても大丈夫です。辣油は美味しいものを使いましょう。
蒸鍋で10分蒸します。
蒸しあがった豆腐の周りにかなりお水が出てきます。この水を捨てずに後で使います。
蒸したお豆腐をスプーンで大きく削ぎ切り、別のお椀に入れます。
かける餡を作ります。
この段階で少し小葱(白いところ)を入れてみました。
調味します。
豆腐から出たお水を使い、水溶き片栗粉を作ります。
水溶き片栗粉でとろみをつけてから、溶き玉子を回し入れます。
餡を豆腐の上にかけ、にんにあくや辣油をかけます。
これは自家製辣油です。唐辛子以外に、たっぷりの白ごまや山椒などが入っております。
出来上がりです。熱々のうちにいただきます。餡の下に口当たりが滑らかな、甘味のある豆腐がたっぷりありますので、スプーンですくって、どうぞ。これだけでもかなりおなかがいっぱいになりますが、白ご飯やおにぎりと一緒に食べてもいいです。辣油の香ばしさもいいアクセントになり、止まれなくなる美味しさです。