春はイライラする季節？

こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。

春になると、イライラしやすくなるという方はいらっしゃいませんか。中国では、春は「上火」しやすいという言い方があります。「上火」というのは元々東洋医学の専門用語で、民間に広く浸透し、知らない人はいないかと思います。東洋医学では、春になると「心火」や「肝火」が上亢しやすく、イライラ、煩躁、不眠などの精神症状を引き起こすと考えます。身体症状としては、自分では熱っぽく感じ（体温を測っても平熱）、喉やみぞおちのつかえ、胃腸の不調などがあります。

この「上火」という症状に、鍼灸治療はとてもよく効きます。自律神経のバランスを整え、気持ちを落ち着かせ、その上、内臓の変調を副作用なく調節することは得意なんです。

食養生をする場合、「上火」の症状が出たら、最近市場に出始めたアスパラ、冬瓜、キュウリ、バナナなどがお勧めです。胃腸の弱い方は、生食ではなく、野菜なら加熱して召し上がってもいいと思います。

待合室で元気に咲いているお花