春の不快症状には旬の簡単野菜炒めで!
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
今月の20日は春分で、春という季節も春分で半分が過ぎます。東洋医学では、春は「上火」しやすいという言い方があります。五臓六腑の「肝」の機能がこの時期に一番活発になり、同時に「肝火」を引き起こしやすくもなります。「肝火」の状態が続くと、人によってはいろいろな不快な症状が現れてきます。例えば、
・鼻や口の中が乾燥して、口がねばねばする、或いは舌がヒリヒリと痛い
・感染症にかかっていないのに、喉が痛い
・口角が裂けて痛い、口内炎が出やすい
・鼻血、鼻づまり
・目が乾燥して、痛い
・皮膚、髪の毛がカサカサ
・便秘
・食欲がない
・睡眠障害
・両脇が痛い、イライラしがち
・気分が落ち込みやすい
こういった症状に対処するには、積極的にストレス解消に取り組んだり、生活習慣を今一度見直したりすると同時に、食事から緩和する方法もあります。
春には今が旬の緑色野菜を積極的に食べたほうが「肝火」を除去するにはとてもいいと感じています。仕事帰りにも短時間でさっさっと作れる簡単な野菜炒めはいかがでしょうか。今日はよく作る家庭料理の一つを紹介させていただきます。
セロリーと厚揚げの簡単炒め
材 料:セロリー、厚揚げ、鶏むね肉、赤ピーマン、山椒粒、生姜、ネギ、ニンニク、粒山椒
作り方:
①準備:セロリー、赤ピーマン、厚揚げ、鶏むね肉は食べやすい大きさの千切りにします。香味野菜の生姜、ネギ、ニンニクはみじん切りにします。
②①の鶏肉に下味をつけます。例えば、お塩、砂糖、お酒(或いは水)、片栗粉で。10分ほど置きます(時間のない時はそのまま調理を開始してください)。
③フライパンでうすくオリーブ油を入れ、上記の鶏肉を軽く炒め、お皿に取り出します。
④セロリーは山椒と味的に非常に合いますので、今日はひと手間を加え、自分で山椒油を作ります(時間のない時はこれを省き、味付けの時に市販の粉山椒を少し入れるだけでいいです)。フライパンに粒山椒とオリーブ油を入れ、火を入れ、弱火でじっくり山椒の味を油に移していきます。山椒だけを取り出し、油をそのままフライパンに残します。
⑤④の山椒油に刻んだ香味野菜を全部入れ、いい香りが立つまで弱火で炒めます。
⑥セロリー、赤ピーマン、厚揚げ、③で炒めた鶏肉の順に入れて、短く炒めます。ここでお好みの味付け(例えば、塩コショウだけで)をして、出来上がりです。できたら、ほんの少しの水溶き片栗粉で最後に仕上げます。艶出しのためです。
鶏肉に下味をつけます。
一旦お皿に取り出します。
粒山椒の油を作ります。時間のない時は省略します。
最後に少量の水溶き片栗粉で艶出しします(省略してもOK)。
出来上がりです!材料を切るのは少し時間がかかるだけで、フライパンに入れたらもうあっと言う間にできます。この写真にある右側のお皿は赤かぶの一夜漬けです。