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胡鍼灸治療院 > 鍼灸師ブログ > 症例紹介:頻尿の治療

症例紹介:頻尿の治療

2018年10月14日 公開

こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。

頻尿と言えば、「急にトイレに行きたくなる」、「トイレの回数が多い」、「夜中も何回もトイレに行きたくなって、安眠できない」などの症状を指します。

最近メディアでよく見かける「過活動膀胱」も、一つの症状にはこの頻尿があります。過活動膀胱以外に、治療院で症状を訴えた患者さんの中には、以下の病気が原因だと見られるケースがよくあります。例えば、多いのは腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、前立腺肥大症、糖尿病です。また手術後(腰部椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の手術、或いは直腸がん・子宮がんの手術)の後遺症、膀胱がんもありました。この中には心因性のものも一部併発していると思われます。

病名がよくわかっていれば、まずその病気に対処できればおのずと症状も消えます。しかし、検査で原因がよくわからないものに加え、心因性頻尿、年齢的な衰えが実際に圧倒的に多いのです。例えば、前記の過活動膀胱は脳血管障害など脳・脊髄神経の障害に起因する神経因性もあれば、加齢や骨盤底筋の衰えからくる非神経因性もあります。

東洋医学では、頻尿は「小便不禁」と言います。用語ではわかりづらいですが、以下の原因が考えられます:

①脾肺気虚:急に尿意を感じ、時々もれてしまうこともあります。また咳、大笑いなどでもれてしまうこともあります。

②腎気不固:頻尿、疲れやすく、冷え症、足に力は入らず、腰や膝がだるい。

③下焦お滞:頻尿、下腹が張りやすい、時々痛みを感じる。

④湿熱下注:頻尿、排尿時熱感があり、尿の色が濃い。

うちの治療院では、東洋医学の診断と合せて、もし既に病院の検査で病名がわかっていればそれも考慮に入れ、総合的に治療方針を決めます。

 

症例①
40代の女性患者Aさん。変形性膝関節症で以前数回鍼灸治療を受けたことがありました。ある日一泊の出張先からお電話を頂きまして、仕事を終え夕方ホテルに戻ってから急に一時間4、5回ぐらいお手洗いに行くようになったそうです。膀胱炎の症状についてまず伺いました。今まで何回か膀胱炎になったことがありますが、下腹の違和感、痛みなどは一切なく、尿の色も正常、膀胱炎ではなさそうだと、ご本人がおっしゃいます。次の日朝一で東京に戻りますが、病院での検査を渋り、それよりまず鍼灸治療を受けたいとのことでした。頻尿に対する鍼灸治療は即効性を含め良い効果があり、また治療しても効果がない場合、もっと深刻な病因が潜んでいるという原因の切り分けにもなるため(その場合、病院での受診を薦めるつもりです)、翌日の予約を取らせていただきました。

翌日Aさんは時間通りにいらっしゃいました。治療院に入ったらお手洗いに直行し、その後10分ほど問診をしましたが、うちの治療時間が長いため、念のために治療前にもう一度お手洗いに行き、治療開始です。仰向けになってからまず45分間の治療を行いました。途中またお手洗いに行きたくなるかもしれないと心配しましたが、なんと治療を中断することなく、45分間難なく我慢できました。うつぶせの治療に入る前に、念のために一度お手洗いに行きましたが、うつぶせの45分間の治療も問題なくこなせ、治療時間を短縮することなく、普通に終えることができました。

1回目の治療後、もし症状が改善しなければ三日以内またお電話で予約してくださいとお話しました。二日後お電話をいただきましたが、予約ではなく、症状はなくなり落ち着いてきたというお話でした。以来半年が過ぎ、再発はありません。Aさんの症状から、出張の疲れや精神的なストレスからくる心因性のもので、一時的に膀胱活動が過敏状態になったと思われます。また、東洋医学的「脾肺気虚」も確認できたため、今後の予防も含めて総合的に治療方針を立てました。

 

症例②
80代の女性患者さんSさん。昼間はお手洗いの回数は多いため(10回以上)、お水をあまり飲まないようにしているそうです。夜間も4-5回行くため、快眠できず昼間は眠い。以前骨粗しょう症で脊椎圧迫骨折、心筋梗塞になったことがあったため、今でも定期的に病院に通っていらっしゃいます。主治医に頻尿の悩みを相談したところ、持病との関連性は特定できないが、症状を緩和する薬を処方されました。しかし、薬は効かず状況は改善しないため、最近頻尿の薬だけを止めて鍼灸治療に初めてチャレンジされたそうです。

最初の3回の治療は、治療前、途中、治療後にそれぞれ一度お手洗いに行く必要がありました。しかし、その後、治療途中と治療後のお手洗いは行かなくても大丈夫になり、治療中は十分お体を休めることができました。また、おうちでもお手洗いに行く回数が減り、特に夜間は2回ほどになり、だいぶ睡眠が取れるようになりました。お水を飲むことの重要性を説明し、今は積極的にお水を飲むようになりました。また、アクティブに外出するようになり、運動量が増えたせいか、気分は明るくなり、便通もよくなりました(実は初診時に「便秘」も悩みの一つでしたので、便秘治療も合わせて一緒にやらせていただきました)。

Sさんのご年齢から考えると、加齢や骨盤底筋の衰えは当然あるかと思います。東洋医学的に「腎気不固」、「脾肺気虚」ですので、これに該当する治療や生活指導を行ったところ、大きな改善が見られました。

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