症例紹介:鍼灸の即効性、喉の不快感&風邪っぽさがその場で消えました。
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
数日前に股関節と手の腱鞘炎の治療でいらっしゃった患者さんですが、軽く咳をしますので、「大丈夫ですか?」と聞いたら、喉がいがらっぽくて、身体が少しだるいそうです。風邪のほかの症状、例えば、鼻水、くしゃみ、熱などの症状はまだありませんが、「これから風邪を引くような感じ」とおっしゃいました。
喉(咽頭部)と鼻の粘膜は外気(空気)と一番最初に触れる場所で、空気中のウィルス、雑菌が付着しやすく、影響も受けやすいです。粘膜はウィルスの進入を防ぐための仕組みを持っていますが、乾燥などの原因で防御できなくなると、風邪の諸症状が現れます。
喉のいがらっぽさはウィルスなどの感染以外に、甲状腺異常、逆流性食道炎、ストレス、アレルギー症とも関係していますが、うちの患者さんの場合は、ごく軽い風邪の初期症状だと判断しました。
治療は元々の股関節・腱鞘炎以外に、風邪予防(免疫力向上)&喉のいがらっぽさを取り除く内容も加わったため、少し長引きましたが、ゆっくりしていただきました。治療が終わった直後に、患者さんは「喉のいがらっぽさは無くなった、身体もぽかぽかして軽い。風邪はもう大丈夫かも!」と言ってくださいました。
このように、風邪の初期症状が出た場合、すぐに対処すれば、こじらせることなく、風邪薬を飲むこともなく、うまく乗り越えることができます。おうちでの過ごし方としては、
①温かいお湯をちょこちょこ(少量でOK)飲む(既に喉粘膜に付着したウィルスを胃の流し、胃酸でウィルスを消滅させるため)。
②たんぱく質など栄養の良い食事を撮る。
③マフラーをまく、ホカロンを背中に張るなど物理的に身体を温める。
④歩くなど適度に運動を続ける。
⑤睡眠を確保する。
⑥ストレスをためない。
⑦部屋を暖房器具で暖める。外出時はマスク。
⑧加湿器もうまく利用する。
などを心がけて、上記の2つ、3つぐらいを実行するようにしましょう。
この時期に咲くダリアを撮ってきました。
先日親友が撮ってきた城跡に咲くお花です。
秋はだいぶ深まってきました。暦の上ではもう冬です^-^、昨日は「小雪」でした。