十二月の養生法
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
十二月には二十四節気の「大雪」と「冬至」があります。先月の「小雪」と比べ、「大雪」の頃は寒さが増していき、「大雪」の日に雪が降れば、くる年の農作物の豊作を象徴すると言われております。「冬至」は一番昼が短く、夜が長い日ですが、東洋医学の陰陽学説においては、陰気が極まりやがて陽気へと転化するという重要な日でもあります。中国では冬至を一年の始まり、そして太陽の出発点とし、太陽に通じる色である「黄色」を持つゆずやかぼちゃのお料理で冬至の日を健やかに過ごされたらいかがでしょうか。今年は、
12月 7日(水):大雪
12月21日(水):冬至(ゆず湯、かぼちゃのお料理)
また、
12月10日(土):世界人権デー
12月14日(水):満月、ふたご座流星群
12月25日(日):クリスマス
12月31日(土):大晦日
いよいよ年末、どこのおうちも大変お忙しくなる時期です。お仕事も受験勉強も年末の大掃除も疲れすぎないように、積極的に、楽しく忙しい日々をやりくりしましょう。体はもうだいぶ寒さに慣れてきたころですが、油断せず食材や衣服などで積極的に体を暖め、風邪やインフルエンザにならないよう気をつけましょう。夜は早めに暖かいお布団に入り、朝は日の出の前に無理に起きず、7時間の睡眠時間を確保しましょう。
患者さんからゆずをありがたくいただき、ゆずの皮にも栄養がたっぷりありますので、皮ごと食べられるゆずジャムを作りました。
ゆずは今が旬で、ビタミンC、ビタミンP、ビタミンB群、ビタミンDが豊富です。風邪予防、美肌効果、肝機能の向上、動脈硬化に良いとされております。また、クエン酸、りんご酸などの有機酸が豊富で、疲労回復、筋肉痛、胃痛などに有効です。さらに血流をよくするリモネンも多く、冷え性、肩こりを緩和し、抗炎症作用もあります。
ゆずジャムはゆずを丸ごと使いますので、いいと思います。また、ゆずの香りは抗ストレス、リラックス効果もあり、作ってみてはいかがですか。
ゆずジャムはヨーグルトに入れたり、パンに載せたり、お湯割りにしたり、一冬楽しめます。またゆずジャムのパウンドケーキもきっと美味しいと思います^-^。