鍼談灸話(13):ちょうど今が痛い?なら、今鍼をしましょう!
前回の鍼談灸話(2022年1月)は、「見た目の若さは細胞の若さ、鍼で若さをキープする」というテーマでした、ご興味のある方は溯ってご覧になってください。
今回は鍼の即効性について、臨床体験をお伝えします。
鍼は即効性があります。
余談ですが、漢方薬もかなりの種類に即効性があります。どのぐらい早いかというと、薬を飲んで数分後に効果が表れます。通常漢方薬は数日~2週間を飲んで様子を見ましょうと言われることが多く、即効性があまりないという誤解がありますが、鍼も漢方薬と同じように即効性がないと思っていませんか。
いや、鍼は即効に効きます。もし効かないなら、診断と治療(選んだ経絡、組み合わせたツボ、ツボの位置、補瀉手技など)のどこかで間違えたでしょう。
患者様にわかりやすいのは今ある痛みです。例えば、生理痛。例えば、頭痛。
まさに今が痛いという患者様は痛い時に鍼灸治療を受ければ、その場で痛みが取れることが多いです。長年の頑固な痛みなら、その場で完全に痛みが取れることが難しいと思います、しかし、痛みの半分なら取れるのではないでしょうか。そして、次はまた痛みの波が来たら、ぜひ再度痛い時に鍼治療を受けてください。頑固な痛みでも何回か治療をくり返すうちに、大きな改善か治癒が得られます。痛みのタイミングがわからず、または痛くて身動きが取れない、或いは治療院側の都合で痛い最中に治療が受けられない場合、定期的に予約して治療すればいいです。痛くない時の予防治療は痛い最中の治療と比べると少し効果が下がる可能性がありますが、いずれ良くなるでしょう。
またよくあるのは整形外科系の痛みです。
例えば、膝、股関節周辺、お尻、腰、肩関節、首、手足などの痛みです。一回の鍼治療でこうした痛みが取れることがよくあります。患者様が痛い最中に治療院に電話して来られた場合、しばし治療が終わった段階で既に痛みの何割か取れています。そして、治療後の二日目、三日目に更に痛みが取れていきます。一回の治療で痛みがまだ残る場合、後数回治療を受ければいいです。もしいきなり、「この痛みはまず30回治療を受けて、それでも取れないなら、50回治療を受けないといけません」と言われたら、そこで疑ったほうがいいです(これは膝治療でうちに来られた患者様が別のところで実際言われた言葉だそうです)。
ほかにも例えば、目まい、便秘、膀胱炎、胃痛、風邪、帯状疱疹後神経痛など、「症例紹介」やブログの「症例報告」などで紹介しております。
鍼治療は数千年も経て、西洋医学が普及した今もなお治療法として存在しているのは、病気予防のためじっくりゆっくり効いていく側面と、今述べてきたような、その場で効果が出る即効性があるからこそ、患者様の支持と信頼が得られたと思います。











