四月は精神安定スープで乗り切りましょう^-^!
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
春本番の四月、入学、入社、異動、引っ越しなど新たなスタートをきる時期でもあります。多くの方にとって、緊張と忙しさが続く一ヶ月ではないでしょうか。続く5月、そして梅雨をうまく乗り切るために、まず無事に穏やかに四月を過ごすのは基本になります。今月はこのための精神安定スープを時々作ってみてはいかがでしょうか。
精神安定にはどういう栄養素がいいでしょうか。よく言われるのは旬の青野菜の香り成分、トリプトファンなどのたんぱく質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンB、ビタミンC、ナイアシンなどです。
今日はうちの冷蔵庫にある野菜を使って、お昼に美味しくて栄養満点のスープを作ります。冷蔵庫の残り食材を点検したら、以下のものがありました:
①せり:春の今が旬の青菜です。独特な芳香にはオイゲノールで、イライラを鎮め、抗ウィルス&免疫賦活作用もあります。せりはビタミンC、βカロテン、ビタミンB、ナイアシン、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、カリウムも豊富ですので、高血圧、脂質異常、糖尿病の予防にも役立ちます。
②昆布:柔らかい塩蔵昆布ですが、30分ぐらい水に浸して塩抜きします。昆布で有名なのは水溶性食物繊維の「フコイダン」です。この成分は免疫力を高め、糖質&脂質の吸収を抑える作用があります。また昆布には豊富なミネラルを含みます。例えば、カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素などです。カルシウムは牛乳は7倍、鉄分は39倍もあります(真昆布の場合)。人体にあるカルシウムは骨や歯にある以外、血中、筋肉、神経などにも存在し、神経の興奮や緊張を緩和する精神安定剤(トランキライザー)としても働きます。
③ジャガイモ:胃腸を丈夫にする作用があります。胃のムカムカ、胃もたれ、腸の不調に効きます。また、ビタミンCが多く、澱粉質に守られ熱には強いです。たんぱく質、カリウム、カルシウム、マグネシウムも含まれます。
④鶏むね肉のひき肉:鶏むね肉で有名なのはイミダペプチドというたんぱく質による疲労回復効果です。体力と精神的な疲労の両方に効きます。作用原理は、イミダペプチドは疲労による活性酸素を抑え、全身細胞へのダメージを軽減します。良質なたんぱく質以外に、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンKもあり、これらのビタミンはたんぱく質の吸収率も上げます。
⑤木綿豆腐:豆腐の効能はいうまでもありませんが、たんぱく質、大豆イソフラボン以外に、実にカルシウムも豊富です。
⑥その他:生姜、前日の料理で残った卵の黄身、にんじん
さて、これらの材料を使って、スープを作ります!
セリと昆布の鳥団子スープ
材 料:せり、昆布、鶏むね肉のひき肉、木綿豆腐、じんじん、ジャガイモ、生姜
作り方:
①鶏むね肉のひき肉に下味をつけます。塩、胡椒、醤油、たまたまあった卵の黄身、ごく少量の五香粉で味付けします。お好きな味付けで何でもいいです。
②材料を切ります:ジャガイモ、にんじん、豆腐は食べやすい大きさ、生姜は千切り、昆布は小さく結び、セリは茎と葉を分け、食べやすい長さに。
③鍋に少量のオリーブオイルを入れ、にんじんとジャガイモを軽く炒め、生姜の千切りも入れ、すぐに水と結び昆布を入れます。
④お湯が沸いてきたら、セリの茎を入れてから、すぐに①のひき肉を小さいスプーンで団子状に丸めながら、手早く鍋に入れていきます。
⑤ここで一度味付けます。お好きな味でいいです。例えば、塩、砂糖、醤油、辛みの平気な方は山椒の粉などを入れ、味見してからふたを閉め、10分ほど煮込みます。
⑥豆腐とセリの葉を入れ、胡麻油を少し入れれば出来上がりです。
このスープは20分ぐらいでできますので、ぜひ作ってみてくださいね。
塩蔵昆布は塩抜きして、調理する前に既に柔らかくなっております。新じゃがも美味しい季節になりました。
まずひき肉を味付けます。疲労回復効果を狙うなら、鶏むね肉を使ってくださいね。
材料を切り、準備しておきます。
鍋に水を入れたら、すぐに結び昆布を入れましょう。
お湯が沸いてきたら、セリの茎を入れ、手早く鳥団子を入れていきます。ここで一度味付けして、味見します。
豆腐を入れます。
最後に少し胡麻油を入れましょうね。
出来上がりです! 自分でもびっくりしたのは、鳥団子から出た出汁の旨味、そして昆布が一番美味しいです!
この日のお昼は、あまりおなかは空いていなくて(朝ごはんのジャムパンと生姜紅茶が美味しくてかなり食べてしまいました)、少量で済ませました。お餅が好きで、年中食べていますので、この日も急にお餅を食べたくなり、黄な粉餅にして。また、余りもののレッドオニオンとアボカドの自家製塩レモンダレで簡単なサラダも作りました。しかし、とうとうスープはお代わりしてしまいました、美味しかったです^-^。