痛風があって、検診で腎機能の数値も悪いと言われているが、鍼灸で改善できるの?
はい。検診や人間ドックで腎機能について指摘を受けたと、良く患者様から相談を受けます。当院では、東洋医学の臨床経験と西洋医学の基礎理論を融合させた独自の治療を行い、個別の生活指導も行っております。ほとんどの方は、再検査で尿酸値、クレアチニン等の数値が下がり、腎機能の改善が見られます。また、慢性腎臓病等への進行もありません。
腎臓は「沈黙の臓器」の一つです。むくみや血尿が出れば、病院に行く気になりますが、ほとんどは症状のないまま、静かに進行していきます。最近、8人に1人は「慢性腎臓病(CKD)」になり、新たな国民病と言われております。そのため当院では、長年「予防」の大切さを訴え、患者様の主訴となる症状の治療と同時に、必ずこのような生活習慣病に代表される病気の予防治療も一緒に行う、という独自の治療方式を実践してまいりました。今現在はもちろん、長い将来にわたり患者様の健康のためにいいと判断したことならば、様々な努力を惜しみませんし、それは医療者としての良心と責任でもあると考えるからです。