二月のトマト
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
我が家に毎週野菜セットが届きます。どういった野菜が入っているのかは発送先のチョイスで、段ボールを開けなければわかりません。自分が注文するなら、好みの問題から恐らく買わない野菜も入ってくるので、いろいろな種類が試せて、苦手克服のチャンスがある半面、真冬なのにキュウリやトマトのような夏野菜が入ってるときもあります。ハウス栽培の「冬春キュウリ」と「冬春トマト」でしょうが、どちらかというと、はやり夏というイメージが強すぎて、この時期の食べ方に悩んでしまいます。今週もトマトとキュウリが届きましたので、加熱して、ありがたくいただくほかになりません。
そもそも夏でもほとんど生の野菜を食べませんので、秋以降なら尚さら加熱していただくことにしております。キュウリとトマトのような、「五気」が「涼」か「寒」の野菜は加熱することで中和され、からだが冷えないようにできます。もし味が合えば、生姜や葱などからだを温める香味野菜と一緒に調理すればなおいいでしょう。キュウリもトマトも体に嬉しい栄養が詰まっているので、工夫して美味しく栄養をいただきましょう。
今日のトマトで小さくてかわいいすいとんを作ります。小粒ですので、加熱時間が短縮でき、あっと言う間にできるスピーディー料理です。すいとんは小麦粉をこねて、ちぎることが多いですが、今日の小粒すいとんはそれをする必要はなく、お箸で混ぜればOKです。全部で10分があれば十分作れます。
トマトすいとん
材 料:トマト、玉子、小麦粉、水、生姜、葱、こめ油、胡麻油
作り方:
①トマトは大きめの角切り、葱はみじん切りにします。
②鍋に少しのこめ油と①の葱を入れ、弱火で葱の香りを油に移すまでじっくり炒めます。それから①のトマトを入れて、一緒に炒めてから十分量の水を入れます。
③②に生姜のすりおろしを入れ、しばらく沸かします。
④沸かしている間に、すいとんを作ります。水道水を極細い流れにして、ボールの小麦粉に一瞬掛ければ離してお箸で素早く混ぜます。これを何回か繰り返して、やがて小麦粉はすべて小粒のすいとんになります。
⑤④を③に回し入れ、すいとん同志がくっつかないようにお箸で素早く混ぜます。2-3分煮込みます。
⑥調味します。お好みの味で、例えば塩、胡椒、醤油など。玉子を上から回し入れます。
⑦胡麻油を回し入れます。これで出来上がりです。
生姜のすりおろしを入れます。お湯を沸かします。
ここで小粒すいとんを作ります。ほんの少し水を入れては素早く菜箸で混ぜて、この工程を繰り返します。
小麦粉が全部すいとんになるまで。
すいとんの大きさです。お箸で混ぜてできるので、大きさは様々です。
2-3分煮込みます。ここで調味します。
玉子を入れます。
出来上がりです。
すいとんの食感とトマトの優しい酸味はたまりません。今日はたまたま無添加ハムが残りで余っていますので、少し入れました。胡麻油の香ばしさも加わり、飽きの来ない定番の味です。夜食も朝食もどうぞ作ってみてくださいね。