落花生の一夜漬け
こんにちは。渋谷区幡ヶ谷の胡鍼灸治療院です。
11月になると、スーパーや八百屋さんで生の落花生が買えるようになります。ぜひこの時期に栄養豊富で美味しい落花生を堪能しませんか。
晩秋になると、ますます気温が下がり、空気の乾燥も気になりますので、この時期に市場に出回る落花生はまさに空気乾燥対策用に召し上がっていただきたい一品です。東洋医学では、落花生は肺を潤し、空咳などを鎮めるにはいいとされております。また、胃の働きを整える効果もあります。
栄養学的にみると、落花生は良質なたんぱく質、脂質、ビタミンE、ビタミンB群、亜鉛が豊富で、体の錆を取る抗酸化、抗炎症作用から体の免疫力を高める効果が期待できます。また、血圧、悪玉コレステロール、動脈硬化の適正化に関わる栄養素も含まれており、日常的に食べてよいおやつの一つに挙げられます。今日はおやつにも、おかず、お酒のお供にもなる一夜漬けを作ります。
落花生の一夜漬け
材 料:
生の落花生(殻付き)、三つ葉(パクチーでもよい)、粒山椒、八角、赤唐辛子、ローリエ、桂皮、大蒜(これら香辛料はそろわない場合、スーパーのスパイスコーナに置いてある粉シナモンや五香粉などで代用してください)、お酢、砂糖、醤油、塩、オイスターソース
作り方:
①落花生は殻を取り除いてください。水できれいに洗ってください。
②フライパンに粒山椒とローリエを入れ、極弱火で軽く色が変わるまで乾煎りします(家に八角と桂皮はなくて)
③同時に鍋にお湯を沸かし、①を5分茹で、火を止めそのまま15分置きます。
④②のフライパンに水を入れ、5分煮ます。この時に足りなかったスパイスの代わりに、五香粉と粉シナモンも入れます。
⑤ニンニク、赤唐辛子はそれぞれスライス、輪切りにします。三つ葉は2、3センチの長さに切ります。
⑥漬け汁を作ります。保存容器にお酢(黒酢など)、醤油、砂糖、オイスターソース、塩、④の煮汁(スパイスを濾過してください)を入れ、混ぜます。
⑦⑥に③の落花生と⑤を入れ、軽く混ぜます。これで容器の蓋をし、冷蔵庫で一晩漬けたら、次の日に美味しく頂けます。冷蔵すれば一週間ぐらいは持ちます。お酢も効いて、やみつきになりそうです。
八角と桂皮は家になかったので、代わりにシナモン(粉)と五香粉を少し入れます。この落花生は千葉県産の有機のもので、治療院すぐ近くのスーパーで買いました。
落花生の殻を剥いた状態です。薄皮はピンク色で、ちゃんとついております。
フライパンに何も入れず、粒山椒とローリエを弱火で炒ります。
別の鍋にお湯を沸かし、落花生を5分煮ます。
薄く茶色が付きましたら、お水を入れて5分程度煮ます。この時にシナモン(粉)と五香粉も少し入れます。
5分経ったら火を止め、更に15分このまま置きます。
ニンニクを薄切りに、三つ葉やトウガラシを小さく切ります。苦手なものがあれば入れなくてもいいです。ニンニクは生のままですので、どうしてもにおいは嫌な方は入れないほうが無難です。
これは粒山椒とローリエを煮た水です。
保存容器に漬け汁を作ります。お酢(できたら黒酢や陳酢など)、醤油、お砂糖、オイスターソース、胡麻油(苦手な方は入れなくてもいいです)。
山椒とローリエの煮汁も混ぜます。
スプーンで混ぜてから、煮た落花生を漬けます。
ニンニク、トウガラシ、三つ葉を入れます。
軽く混ぜたら蓋をして、冷蔵庫で一晩を置きます。
召し上がる際は、食べる分だけ小皿に取り出して、常温に戻してからでどうぞ。冷蔵庫で保存すれば1週間ぐらいは品質に問題ありません。